テック系記事です
こんにちは!12月10日を担当する関東UnityメンターのGeekです!
GeekといえばF1!ということで、昨年に引き続きF1回です!
え?Qiitaに技術と関係ない記事を上げるな?
いやいやいや、最後まで読んでみてください。
テック系記事です。お約束します。
そもそもF1とは?という方は、以前の記事をご覧ください!
前提知識
ドライバーランキングとコンストラクターズランキング
F1には二種類のランキングがあります。
一つ目はドライバーランキング。
毎レースの上位十人にポイントが付与され、全てのレースの合計得点で競います。
付与されるポイント
1位: 25点 2位: 18点 3位: 15点 4位: 12点 5位: 10点 6位: 8点 7位: 6点 8位: 4点 9位: 2点 10位: 1点
その他、予選トップやレース中の最速ラップタイム、本レースとは別のスプリントレースで貰えるポイントもあり。
そして二つ目は、コンストラクターズランキング。
昔の名残でコンストラクターズ(マシンの製造者)という名前のランキングになっていますが、
今は コンストラクターズ = チーム なので、 チームランキング ということになります。
F1では1チームにつき2人のドライバーが所属しています。
全10チーム、20人でレースをしているということです。
そして、 各チーム2人の合計ポイント で争うのがコンストラクターズランキングです。
2023年のF1
2023年のF1を一言でまとめるなら、
レッドブル、フェルスタッペンの時代。
エナジードリンクメーカー、RedBullが運営する RedBull Racing は、
1年で 22戦のうち21勝 を達成!
そしてそのうち20勝は2021,2022年のチャンピオン、 マックス・フェルスタッペン!
シーズン中のリードラップ(トップを走行した周回数)は1000Lapに到達。
シーズン中の勝率95%と、伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」が持つ記録を超える記録になりました。
F1は1チームにつき2人のドライバーでコンストラクターズランキングを争いますが、
今年はフェルスタッペンのポイントだけでもランキングを取ることが出来たほど圧倒的!
唯一RedBullとフェルスタッペンが勝利できなかったシンガポールGPでは、
フェラーリのサインツが優勝しています。
アストンマーティンの飛躍
アストンマーティンはイギリスの自動車メーカー。
昨年はコンストラクターズランキング10位中7位と苦労していたアストンマーティン。
しかし、今年の開幕戦で全F1ファンが度肝を抜かれました!
決勝レースで 強豪メルセデス、フェラーリ などを次々追い抜き、
アロンソがレッドブルの二台に次ぐ 3位表彰台 を獲得!
ここからアストンマーティンの快進撃が始まりました。
コンストラクターズ選手権二番手争い
コンストラクターズ2位以降の争いは、シーズン最終戦まで大接戦。
メルセデスとフェラーリが二番手争いを 3点差 で最終戦を迎えることに。
最終戦アブダビGPの結果、メルセデスがコンストラクターズ二位を獲得しました。
(コンストラクターズの順位で、F1からの報奨金も結構違います)
ドライバーズランキングではアロンソとルクレールが 同点 、ルクレールとノリスが一点差 !
最終戦でもレース中順位が一つでも変わると、シリーズランキングも大シャッフルになる
緊迫した展開が繰り広げられました!
マクラーレンの躍進と大型新人
開幕戦からしばらくは最下位集団の中で苦戦していた老舗、マクラーレンですが、
シーズン途中のマシンアップデートによりパフォーマンスを回復。
(GoogleChromeがスポンサーについており、ホイールもChromeのロゴになっています。
テック記事だなぁ)
イギリスGPではランド・ノリス(画像左)が 2位表彰台 。カタールGPスプリントでは
オスカー・ピアストリ(画像右)が 優勝 するなど活躍を見せました!
特に今年デビューのピアストリは、毎戦新人とは思えないほど速く、冷静なレース運びを見せていました。
今年の ルーキーオブザイヤー ももちろん彼が獲得しています。
Yuki Tsunoda
F1参戦3年目を迎えた角田裕毅選手。
F1界の大谷翔平と言っても過言ではない、日本の誇りです。
今年はチームメイトに F2, Formula E のチャンピオンである ニック・デフリース を迎えました。
シーズン開幕前は圧倒的実績を持つデフリースに対して不利な状況なのではないかと
心配する声もありましたが、始まってみれば角田裕毅の 圧勝 !
パフォーマンスが上がらないマシンながらもポイントを獲得し続けることができました。
(※F2 = F1直下のレース。F2で好成績を残し、F1に乗るのがメジャーな路線。
レース数はF1より少ないが、開催される際は併催される。)
一貫したパフォーマンスを見せた角田でしたが、彼を取り巻く環境はかなり不安定なものでした。
チームメイトのニック・デフリースは第10戦まで終えたところで、
パフォーマンス不足を理由にチームから解雇されてしまいました。
そしてシーズン途中から、元マクラーレンの ダニエル・リカルド がチームに加わることに。
しかし、レース中に負傷で休場を余儀なくされ、代役に抜擢されたのは、
レッドブル育成ドライバーで、日本のスーパーフォーミュラ に参戦していたリアム・ローソン!
シーズン途中で2回 もチームメイトが変わる不安定な環境にも動じず、
角田は一貫したパフォーマンスを見せ、日曜夜の日本を沸かせてくれました!
2024年のF1
先日、2024年のドライバーラインナップが発表されました。
ギリギリまでウィリアムズのローガン・サージェントの契約延長が議論されていたらしいですが、
2023年のラインナップと変更はありません!
一見代り映えせず面白くないかもしれませんが、これは 未来への布石 でもあります。
F1は 2026年にレギュレーション(車を作るときの規則)が大幅に変更されます。
そのため、前年の2025年にドライバーラインナップを刷新しようとしているように見えます。
マシンが大幅に変わったのと同時に新人を採用すると、マシンの性能不足なのかドライバーの適応不足なのかが分かりづらくなってしまいます。
そのため、ルールが変わる前の年に新人を採用し、十分習熟した状態でルール改定を迎えようとしているのではないでしょうか!
さいごに
ここまで、2023年シーズンのF1を振り返ってきました!
F1の見かたや概要については、以前の記事をご覧ください!