Linuxのファイルやディレクトリのパーミッションの中には、「t」とかあまり見かけないものも存在する。例えば、/tmpのパーミッションを確認すると以下だ。
$ ls -ld /tmp
drwxrwxrwt. 9 root root 4096 12月 18 15:03 /tmp
この「t」はティッキービットと呼ばれ、この設定がされているディレクトリでは、そのディレクトリのパーミッションに「w」で書き込み権限があっても、そのディレクトリ配下のファイルをファイルの所有者以外が削除することはできない。以下が詳しい。そして正しい。
意外とディレクトリのパーミッションの「w」がディレクトリそのものの削除権限だと思っていたり(本当はディレクトリ配下のファイルやディレクトリへの権限となる)、ファイルのパーミッションに「w」がなければ削除ができないと思っていたり(本当はそのファイルが配置されているディレクトリのパーミッションに「w」があれば削除できる)して説明しているサイトが多いので注意。