Kotlin KoansでKotlin入門 第４回：Triple-quoted strings

はじめに

公式の問題集「Kotlin Koans」を解きながらKotlinを学習します。

過去記事はこちら

• 第０回：Kotlin Koansについて
• 第１回：Simple Functions
• 第２回：Named arguments
• 第３回：Default arguments

問題

下記コードのテストが通るように修正します。

const val question = "life, the universe, and everything"
const val answer = 42

val tripleQuotedString = """
    #question = "$question"
    #answer = $answer""".trimIndent()

fun main() {
    println(tripleQuotedString)
}

上記を実行するとテストが失敗しました。

Fail: testSolution: The margin prefix shouldn't be present in the resulting string 
expected:<[question = "life, the universe, and everything" ]answer = 42> 
but was: <[#question = "life, the universe, and everything" #]answer = 42>

結果の文字列に"#"が含まれないように修正します。

問題のポイント

便利なライブラリ関数 trimIndent と trimMargin を使って、複数行のトリプルクォート文字列をフォーマットすることができます。

• トリプルクォート文字列を使うと改行などのエスケープが必要なくなります。
• trimIndentはすべての入力行に共通する最小のインデントを検出し、すべての行からそれを削除し、また、最初と最後の行が空白であればそれを削除します。
• trimMarginはソース文字列の各行から、marginPrefix に続く先頭の空白文字を削除し、最初と最後の行が空白の場合は削除します。marginPrefixのデフォルト値は"|"です。

解答例

trimIndent の呼び出しを、# をプレフィックスの値とする trimMargin の呼び出しに置き換えて、結果の文字列に"#"が含まれないようにします。

const val question = "life, the universe, and everything"
const val answer = 42

val tripleQuotedString = """
    #question = "$question"
    #answer = $answer""".trimMargin("#")

fun main() {
    println(tripleQuotedString)
}