##| はじめに
ここでは公式リファレンスを参考に説明しています。
ただ、バージョンや環境等により若干挙動が異なるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。
また、その他のdockerサブコマンドについてはこちらに記載していますので、もしよければ参考にしていただければと思います。
##| 使い方
停止しているdockerコンテナを起動させます。
使い方: docker start [OPTIONS] CONTAINER [CONTAINER...]
"CONTAINER"に入る値はdocker ps
で表示される"CONTAINER ID"または"NAMES"のどちらでも指定可能です。
$ docker start 67e46a979b6b
67e46a979b6b
または
$ docker start happy_sammet
happy_sammet
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
67e46a979b6b ubuntu "/bin/bash" 3 days ago Up 2 seconds happy_sammet
###・-a, --attach
起動と同時にコンテナへアタッチします。
このオプションで起動した場合はアタッチするのみでコマンド操作などはできません。
そのためアタッチ後は"control + C"でコンテナから抜ける必要があります。
$ docker start -a happy_sammet
root@67e46a979b6b:/#
###・-i, --interactive
起動と同時にコンテナへアタッチします。
このオプションで接続した場合はインタラクティブモードとなるため、継続してコマンド操作などが可能です。
$ docker start -i happy_sammet
root@67e46a979b6b:/#
また、"CONTAINER ID"は全て入力する必要はなく、そのコンテナが特定できるところまでの文字を先頭から入力すればOKです。
$ docker ps -l
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
67e46a979b6b ubuntu "/bin/bash" 3 days ago Exited (0) 9 minutes ago happy_sammet
$ docker start 6
6
$ docker ps -l
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
67e46a979b6b ubuntu "/bin/bash" 3 days ago Up 1 seconds happy_sammet
ここでは、停止しているコンテナが1台しかなため、先頭の"6"という数字のみ指定して起動ができていることがわかります。
以上です。