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Xcodeのクラッシュ解析ツールCrashes Organizerを使う

Last updated at Posted at 2016-03-02

Crashes Organizerとは

Xcode 6.3 から追加されたクラッシュ解析ツールです。
それよりも前は Crashlytics などのサードパーティを利用する必要がありました。

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※本ドキュメントの画像は About the Crashes Organizer のものを引用しております。

環境

Xcode 7.2 時点での情報です。

必要な作業

  • すでに該当アプリが AppStore で配信されている必要があります
  • アプリ利用者 がAPPデベロッパとクラッシュデータを共有することに同意している必要があります(これは開発者側ではコントロールできないですね)
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  • iTunes Connect にアプリをアップロードする際にシンボルを含んでいる必要があります(Include app symbols...にチェック)
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  • Xcode に iTunes Connect で使用している Apple ID アカウントを追加しておきます
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使い方

Xcode の Window メニューから Organizer を起動しておきます。

  1. 画面上部の「Crashes」をクリックします image
  2. 「iOS Apps」から該当アプリを選択します
  3. クラッシュレポートを見たいバージョンを選択します
  4. クラッシュ一覧から気になるものを選択します
    • 各セルには影響を受けているデバイスの数が表示されています
    • 検索バーからクラッシュを検索することもできます
  5. 詳細エリアに各スレッドのスタックトレースが表示されます
    • クラッシュが発生したスタックフレームがハイライトされます
  6. クラッシュにはメモを書き込むことができます
    • 「Mark as Resolved」ボタンをクリックすることで解決済みとしてマークできます(こうしておくことで、一覧でのフィルタリングが可能)
  7. デバイス毎・OS毎の比率も確認できます

使ってみた感想

  • SDKを組み込む必要が無いのは嬉しい
  • 閲覧できるのは 過去2週間に発生したクラッシュ数が最も多い上位のものだけ だけど、個人で使う分には十分だった
  • もっとがっつりクラッシュ解析したい場合はサードパーティのサービスを使えば良いと思う

参考リンク

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