この記事は、小さなお子さんや高齢者など、多様な家族のいる家族同士でリモートパーティーをする方法をまとめた記事です!
コロナでお家時間が増える中、Zoomなどを使って交流できるようになりました。そんな今だからこそ、遠く離れたみんなでパーティーができる!!
ということで、テクノロジーの力とプレゼントを使って
会えなくても一緒にいれられる体験を届ける一例をここでご紹介します。
目次
1.執筆までの経緯
2.企画の手順
3.今回やったアクティビティを紹介
4.実際にやってみて
1. 執筆までの経緯
実はこの記事の公開される前々日、12月19日に実際に3世代合同でリモートクリスマスパーティーを行いました。
参加者はこんな感じ
**祖父母世代**
- 73歳二人(祖母の姉と21・23歳の父)
- 71歳(私の祖母)
父母世代
- 53歳(7人の子供のいるニュージーランド人の父)
- 51歳(私の母)
- 50歳(21・23歳の母)
- 49歳(8・11歳の父)
- 48歳(私の父)
- 47歳(8・11歳の母)
- 45歳(私の伯父)
- 44歳(3・5歳の父)
- 41歳二人(10歳の母と7人の子供のいる母)
- 39歳二人(10歳の父と3・5歳の母)
子ども世代
23歳・21歳・20歳・17歳・11歳・10歳・8歳・5歳・4歳・3歳・1歳
高齢者も、活発に都会で働く人もいるため、感染リスクを考えてリモートでのクリスマス会を開催することにしました。
ただ、赤ちゃんからお年寄り、外国人までいるこの参加者全員が楽しめる企画を、高齢者が苦手な機械を使って行うことに不安しか抱けない…というスタートでした。
なので!!この記事を通じて、そんな不安を持っている方に実際の開催方法を伝授しようと思います!
お正月でも盛り上がれると思うのでぜひ使ってみてください!
2. 企画の手順
企画の手順
- メンバーを集める
- やりたいことを書き出す
- みんなが好きな要素を書き出す
- 共通の思い出を書き出す
- アクティビティを考える
- ルールをスライド1枚ずつにまとめる
- 必要なものを書き出す
1.メンバーを集める
参加者を決めます。そりゃそう。やないと始まらん。
今回の場合は家族だったので、自然と決定。
問題は日程!全員が参加できる日を決めるために連絡をとるのが大変でした…LINEグループを作って日程調整ツールを使って、家族の中でいちばんスマホを使いこなせる人に答えてもらうのがいちばんいいかもしれません。
今回ここで重要視したのは、各家族のPC環境事情。普段からどれくらいPCを使っているのか、どんなPCを使っているのか、Wi-Fiの調子などを個別にヒアリングしたことで、事前に対策を打つことができました!
2.やりたいことを書き出す
最近はいろんなところでリモートでのアクティビティが見れるので、その中でやりたいのはどれなのか…いっぱい書き出してみます!
例えば!!(趣味丸出し)
3.みんなが好きな要素を書き出す
子供たちがテンション上がるポイントを作るには、子供たちが日頃から好きなものをパーティーの中に組み込んであげることがいちばん!
今だと…
- 鬼滅の刃の好きなキャラクターやセリフ
- トーマスやアンパンマンなど小さな子どもも喜ぶ上に、大人も知ってるアニメ
- それぞれの参加者が好きなアーティスト
- 誰かが猛烈に愛しているタレントやブランド
4.共通の思い出を書き出す
これも全員のテンションがあがるトリガー!
一緒に行った旅行の思い出エピソードや、みんなの写っている写真・動画を集める!
ちなみに我が家は、旅行の報告などを一つのYouTubeチャンネルに集約していて、それをみながら書き出していきました。
5.アクティビティを考える
ここがキモ!!
まずこれまで書き出してきたやりたいアクティビティを、参加者の年齢などを見てできるかできないかを判断。
例えば、芝居となると子供達が楽しめなくなってしまうので、今回は却下しました。
こうして全年代が参加できると判断したアクティビティに、自分たちのオリジナル要素を加えていきます!
これまでの思い出をクイズ形式で出してみたり、身内ネタを組み合わせてみたり…
6.ルールをスライド1枚ずつにまとめる
ここで一旦、アクティビティの全容をイメージしながらルールをまとめていきます。この作業で、当日手こずりそうなポイントを発見することができました。子どものいる家庭では特に、トラブルが起きると対応に時間がかかるので、それを避けることに注力しました。
つまり、リスクの可視化!!!軽減化!!!
7.必要なものを書き出す
アクティビティの詳細が決まれば、そのアクティビティに必要なことも決まってきます。
アクティビティによっては、郵送で何かを送ったり、事前にアンケートが必要なものもあるかと思います。これらもしっかりリストアップしましょう!
今回私たちは間違い探しの問題を紙で送ることにしたので、プレゼントや装飾などと一緒にお楽しみボックスにして送りました。事前に届いたことを確認したかったので、早めの準備が必要でした!!
8.招待状を送る
リモートパーティーで重要なのは没入感です!ただ、デザインなどに凝ることのできないお家パーティーだと、なかなかその演出に注力できません。そこで活躍するのがクリスマスカード!!
子どもたちがお家に帰ったら自分宛のお手紙が届いているというだけでテンションが上がります。それに加えて市販の素敵なデザインのクリスマスカードが手元にあるというのはもっとテンションが高まります。
特に、今回はこの招待状にドレスコードを載せたことで
「準備しなきゃ!」
と、パーティーに対する士気が高まっていました。
9.スライドを作る
リモートパーティーのなかでいちばん重要なのは進行用のスライド!
どんなアクティビティをするのか、ルール説明などを書いていきます。
こちらが今回使ったスライドです。


























































































































10.Zoomの使い方を練習しておく
最近のZoomは新しい機能も多いので、実際にホストとして使ってみる必要があります。いちばん大事なのは実際にスライドを画面共有してみること!さらに、ブレイクアウトルームを利用するなら、ルームを作ってみる練習をしたり…
今回は2人で企画をしたので、2人でZoomをつなげてみて練習しました。
Zoomの新機能である「バーチャル背景としてのスライド」を使って、司会進行の人がスライドの中に入れるようにする練習や、SnapCameraを導入してみんなを楽しませることができるのかという検討もしました。
3. 今回やったアクティビティを紹介
スライドを見ていただくとわかるのですが、今回は6つのアクティビティを用意して、2時間弱のパーティーをしました!
- アハ体験
- 家のものしりとり
- スマホ早打ち選手権
- 間違い探し
- ポーズクイズ
- イントロドン
1.アハ体験
これまでの旅行や、それぞれの家族から共有された思い出の写真を使って徐々に1箇所だけが変化していく動画を作成!その変わっている場所を早押しのクイズにしました。変わってることがわかったらお楽しみボックスの中に入っているバルーンを画面に見せるという回答形式を準備。この回答形式は成功!バルーンも子供の人数分送付したため喧嘩にならず、司会も回答者を当てやすい!
動画の作成方法
- Photoshopで加工を加える(例:靴下の色を変える・人を出現させる・服のロゴを消す・顔のパーツを他の人のものにするなど)
- Premiereのプレジェクトを作成し、シーケンスを問題の数だけ作成
- 加工前の画像と加工後の画像をシーケンスに入れ、クロスディゾルブを間にかける
※ [エフェクト]>[ビデオトランジション]>[ディゾルブ]>[クロスディゾルブ]
-
このカウントダウンの素材を3秒にカットしてその画像の前に入れて書き出し、スライドに貼る(繰り返してもバレないように、あと5秒はちょっと長いかもしれません)
2.家のものしりとり
これは定番のリモート企画!ルールはVS嵐などで行われている、制限時間以内により多く繋げられたチームが勝つというものにしました。
作戦が立てられるように2回戦行い、一度目は30秒、2度目は1分の制限時間を設定。
最初の文字だけスライドで用意し、当日は時間の計測と何品持ってきたかのカウントを行いました。
案外これが家族で協力していちばん盛り上がりました。ただ、子供のいる家族はものを探すのに必死で家の中がすごいことに。
3.スマホ早打ち選手権
これは2つのお題を出してチームで2人に挑戦してもらいました。スライドに出たお題をLINEのグループに間違いなく送れた人が勝ち。
1回目は苦手そうな人たちを運営側が指名して、簡単なお題に挑戦。簡単なお題なのに、はちゃめちゃな間違いをしてしまい、盛り上がりました。
2回目は挑戦したい人が出れるように各チームで選んでもらいました。お題は予測変換にもなかなか出てこない慣用句に身内ネタを組み合わせたものに。
4.間違い探し
アハ体験同様、家族での思い出の写真にPhotoshopで加工を施し、間違いを探すゲーム。
1枚の写真に対して4つずつ変更点を作り、それを全て見つけたら画面にバルーンを見せて発表してもらいました。
問題は、事前に加工前と後の写真をA4用紙に7問分印刷し、それを入れて糊付した7つの封筒をお楽しみボックスに入れて送っていました。

このルールにすることで、封を開けるところからチームワークが試されます。今回はこの封を誰を開けるかというところで大人が可愛く喧嘩してネタになりました。
A4用紙を実際に手で触りながら協力して解く問題だったため、家族全員で見やすく、いい体験を与えられたと思っています。
5.ポーズクイズ
スマホ早打ち選手権の1回戦目と同じような感じで、苦手そうな人を司会が選抜しました。
チームで1名の流行に疎そうな人が、カメラの前でスライドに出てくるポーズができるのか!?というクイズになります。ポーズは「プリクラ ポーズ」とかでググったポーズを7つくらい出しました。もうちょい少なくてもよかったかも。
チームメイトが助言をしたり、いっせいのーででポーズをすることで不正を防止。しっかり独特の面白いポーズが生まれました。いい感じだったのは、虫歯ポーズと顔隠しハート。
6.イントロドン
シンプルなイントロドン。進むテンポがはやいので、問題数は多めで大丈夫です!
今回の問題は…
- 犬のおまわりさん(子供も答えられる)
- パプリカ(子供も答えられる)
- 諸人こぞりて(クリスマスにもぴったり、子供も答えられる)
- 紅蓮華(鬼滅好きな8歳の子がいたので)
- どんぐりころころ(子供も答えられる)
- 愛燦燦(ご高齢の方向けに)
- サザエさん(全世代が答えられる)
- あわてんぼうのサンタクロース(クリスマスにもぴったり、子供も答えられる)
- Make you happy(NiziU好きな10・11歳の女の子がいたので)
- 森のくまさん(子供も答えられる)
- 君が代(みんな知ってる)
- いつくしみ深き(クリスチャンファミリーなので)
音源はYouTubeを使いました。
4. 実際にやってみて
終わった後はこんな意見がLINEでもらえました。



結果的に、子供から大人までみんなが楽しんでくれる会になりました。
これまでに紹介した手順や、作成ポイントを使った上で、さらに成功に導くためのポイントは3つ!
- グダるきっかけになるようなリスクはとにかく避ける
- 司会がいっぱい盛り上げる
- 負けず嫌いな子供たちを刺激する
このポイントを抑えれば大人数、家族対抗の親戚リモートパーティーもきっとうまくいくはずです!
こんな事したいんですけどどうやってやればいいでしょうか…?と言った質問など、ぜひこちらの記事の執筆者小西にお問い合わせください。(どこのイベント会社やねん)
ボリューミーなこの記事をここまで読んでくださりありがとうございました!!