対象
・とにかく簡単にGitを社内のローカル環境で使いたいという開発者向けです。
・TortoiseSVNを使っていて、TortoiseGitでも簡単に使えるだろーと思ってインストールしたら「?!」となった人向けです。
・QNAP NASのユーザーの人向けです。
・パーミッション?なにそれ?な人向けです。
※QNAP NASに関しては、以前から使用しているので古いですが、最新のものでもAPP Centerは実装されていると思いますので、問題無いと思います。
前提条件
サーバーのローカルIPアドレス 192.168.1.2
サーバーの共有フォルダ shere
エクスプローラー上のパス ¥¥192.168.1.2¥shere (実際は¥半角)
※用語の解説はしていません。
意識して使うもの
・QNAP NAS + APP Center + QGit
・Windows + Git for Windows + TortoiseGit + TortoiseGit日本語化パック
手順
1.NASでQGitのインストール
APP CenterのMyQNAPでQGitを検索してインストールしてください。
設定はありません。ラクチン!!
2025.8時点 QGit 2.39.1
※gitで検索すると、GitHubのクライアントとかヒットしますが、QGitをインストールしてください。
NASには、共有フォルダにgitフォルダを作成しておいてください。
もちろんWindowsからでOKです。
\192.168.1.2\shere\git
こんな感じのフォルダにします。
以上でNASの作業は終了です。
2.Windows(クライアント)にGit for Windowsをインストールします。
SSHとかは、ローカルなので必要ないです。
なので、設定とかは気にせずデフォルトで。
3.TortoiseGitをインストールします。
・必ず、TortoiseGit日本語化パックを一緒にダウンロードしておきます。
32-bit,64-bit,ARM64から選択します。
TortoiseGitをインストール途中に、言語を選択する設定が出てくるので、
そのタイミングで日本語化パックをインストールします。
日本語化パックをインストールした後、更新ボタンを押下すると、日本語が選べるようになります。
2025.8時点 TortoiseGit 2.17.0.2 64-bit
2025.8時点 TortoiseGit-LanguagePack-2.17.0.0-64bit-ja
4.設定
・3つのアプリをインストールしたら、
\192.168.1.2\shere\git
のgitフォルダの下に、プロジェクトのベアリポジトリ(フォルダ)を作成していくのですが、その前に
エクスプローラーで、\192.168.1.2\shere\gitフォルダの空白部分で右クリックしたら、右クリックメニューに「Open Git Bush here」が追加されているので、クリック。
プロンプトが表示するので、以下のコマンドを入力して、信頼できるフォルダにします。
git config --global --add safe.directory "*"
5.ベアリポジトリを作成
もう一度、エクスプローラーで、\192.168.1.2\shere\gitフォルダの空白部分で右クリックしたら、今度は、「Git ここにリポジトリを作成」をクリックします。
☑Bareを生成(作業ディレクトリーを作りません)
にチェックを入れて、ベアリポジトリを作成します。
チェックをいれない場合は、作業リポジトリです。
hooks、info、objects、refsのフォルダができたら、ベアリポジトリ
.gitフォルダ(隠しファイル)ができたら、作業用リポジトリ
まとめ
TortoiseSVNに比べたら、やっぱり面倒です。
なので、できるだけ簡単にGitが使える設定を探したらこうなりました。
これ以上に簡単に使えるGitがあれば、教えてください。
・お出かけ対応TortoiseGit
・とにかく簡単TortoiseSVN
どちらを使うのか、好きにしたらいい。
2025.8 kone