最近 Web サイトやアプリ内でよく見かけるチャットボットですが、Microsoft Azure のサービスを使うと簡単に作成することが出来ます。そこで、何回かの記事に分けて、QnA Maker / Azure Bot Service を使用して超シンプルなチャットボットを作成してみようと思います。後半では Teams や LINE さらに LUIS との連携方法についても触れていく予定です。
これからチャットボットを作成していきますが、その前に Azure の無料サブスクリプションを申請する必要があります。初めて Azure を利用する場合は 22500 円分のクレジットが付与されるので、それを使ってチャットボットを作っていきましょう。この記事では無料サブスクリプションの作成方法について解説します。
無料サブスクリプションを申請する手順は以下 2 STEP です。
1. 新しく Microsoft アカウントを作成する
2. 無料試用版のサブスクリプションを申請する
ではやっていきましょう!
新しく Microsoft アカウントを作成する
Microsoft アカウントは以下のページから作成することが出来ます。このページではマイクロソフトアカウントの作成方法を動画で紹介しています。
新しい Microsoft アカウントを作成する方法
ページ内の account.microsoft.com
をクリックし、アカウント管理画面にページを移動します。
[Microsoft アカウントを作成] をクリックします。
Microsoft アカウントを作成する方法として、①既存のメールアドレス(@gmailなど)を使う方法、②電話番号を使う方法、③新しくメールアドレスを取得する方法、があります。今回の様な新しく検証用のサブスクリプションを作成する際には、③新しくメールアドレスを取得する、がおすすめです(使わなくなったらアドレスごと削除できるので!) 。なので、[新しいメールアドレスを取得]を選択します。
新しいメールアドレスとパスワードを入力します。最後に申請者がコンピュータでないことを確認するためにアルファベットを入れる画面がでます。正しく入力すると Microsoft アカウントが無事作成できます!
無事成功すると以下の様な画面に遷移するはずです。(このあたりの仕様はよく変わるかもしれません。)
これで Microsoft アカウントの作成は完了です!
無料試用版のサブスクリプションを申請する
次は Azure の無料試用版サブスクリプションを作成します。以下の URL で無料試用版のサブスクリプションが作成できます。
Azure の無料アカウントを今すぐ作成しましょう
[無料で始める] をクリックすると、サインイン画面が出てきます。この画面で先ほど作成した Microsoft アカウントでサインインします。
サインインすると [無料で試す] というページが表示されます。この画面で、①自分の情報、②電話による本人確認、③カードによる本人確認、を実施して無料試用版サブスクリプションが作成できます。
すべて無事に完了すると以下の画面が現れてきます。ここまで出来たら準備完了です!
(参考情報)無料試用版サブスクリプションについて
上記の手順で無料試用版のサブスクリプションは作成できました。これで Microsoft Azure を無料で使えるサブスクリプションができたことになります。もちろんずっと無料で使用できるわけではありません。よくある質問を下記に纏めました。
無料試用版サブスクリプションとは何ですか?
無料試用版サブスクリプションは、①12か月無料の多数の Azure 製品へのアクセス、②30日間使用できる 22,500 円分のクレジット、を利用できるサブスクリプションです。①12か月無料の多数の Azure 製品とは何ですか?
Azure 上には多くのサービスがありますが、そのサービスの中に無料試用版アカウントで無料で12か月使えるサービス
があります。製品はよくアップデートされているので、詳細のリストは以下で確認してください。(色々試せます!)
無料試用版アカウントで無料で12か月使えるサービス②30日間使用できる 22,500 円分のクレジットとは何ですか?
①の無料で使えないサービスの場合、従量課金制で Azure のサービスを使用します。その場合もちろん従量課金制のサービスなので課金が発生します。その課金が [無料試用版] の 22,500 円分のクレジットからチャージされるということです。課金サービスが 22,500 円を超えるとどうなりますか?
課金対象のサービスは停止し、課金もそこでストップします。したがって無料試用版のサブスクリプションを有償版にアップグレードしない限り課金されることはありません。
無料試用版のサブスクリプションについてのその他の問い合わせは以下のサイトにまとまっていますので、必要に応じてご覧ください。
Azure 無料アカウント FAQ
次回は、作成した無料試用版サブスクリプションで、ボットの内容のもととなる QnA Maker リソース
というものを Azure 上にデプロイしていきます。