はじめに
議事録書いてますか?
私は、リモートワークが多いので、ZoomやTeamsをよく使っています。そして、会議終了後に録画動画が送られてきます。
まず見ませんよね。動画を送られても。
ナレッジが消えていくのがもったいなくて、
今まで、いろんな手段を試してきました。
Amazon Transcribeで文字起こしするとか
iPhoneのアプリなども試してみましたが、微妙でした。
大量に送られて、死蔵されていく会議録画をなんとかしたい・・・
そんな中でRECOROKUのサービスを見つけたので試してみました。
RECOROKUとは?
会議動画をアップロードすることで、文字起こし、映像シーン検索ができる。
というサービスです。
会議動画は録画済みの動画ファイルをアップロードするか、専用のソフトで録画します。
無料でトライアルができます。
やりたいこと
やりたいことは、日々送られてくるZoomやTeamsの録画動画を文字起こしして、検索可能にすることです。
様々な種類の会議があり、それらをすべて横断して検索したいです。
これができるなら夢のようです。
RECOROKUでやってみよう
RECOROKUの登録 〜 ログイン
まず、RECOROKUの公式サイトから、無料トライアルの申請をします。
メールアドレスがあれば登録できます。
クレジットカード登録も不要でした。素敵ですね。
ログイン後、RECOROKU専用の録画アプリがダウンロードできるようになりますが、私の目的は録画済みZoomとTeamsなのでスルーしました。
ログインすると以下のようなダッシュボードが表示されます。
初心者向けのツアーなども表示されましたが、スルーします。なくても使えるぐらいシンプルです。
チャンネルの作成
左のChannelのプラスボタンを押してチャンネルを作成します。
とりあえず定例会議という名前にしておきます。
動画のアップロード
チャンネルに入ると、会議の動画をアップロードできます。
本物の会議動画をアップロードすると、この記事で公開できなくなってしまうので
Python Conference2017のクリエイティブ・コモンズ動画を使わせてもらいました。
メディア会議 - PyCon JP 2017 by PyCon JP licensed under CC BY 3.0
この動画ファイルは、Zoom録画でもTeams録画でもないので、Google Meetボタンでアップロードしました。
動画から自動で文字起こし
アップロードしてから数分すると、下の画像のように文字起こしが完了していました。
文字起こし、動画シーン検索
ここでAll Playボタンを押すと、下の画像のように文字起こしと動画を左右で見れる画面になります。
この画面では、文字起こしの発言をクリックすると、動画のその地点にジャンプします!
さらに、発言の時点から開くURLを発行することができるのでSlackで共有もできます。
このスクリーンショットでは、敢えて文字起こしが失敗しているところを選んだのですが
正: オライリーさん
誤: お離散
それ以外を見てみると、口語的な内容でも、そこそこうまく文字起こしできています。
この動画ファイルはノイズが乗っていたりもするのですが、優秀ですね。
文字起こしが間違っている部分は、手動で編集することもできます。
次に画面上部で文字起こしから検索をしてみようとしたのですが、これはうまくヒットしませんでした。
様々なワードで検索してみたのですが、どれも0ヒットでした。
おそらく近いうちに動くようになってくれるんじゃないかなと思います。
RECOROKUのユースケース
使ってみて有用そうなユースケースを3つ挙げてみます。
参加していなかった会議の内容把握
参加できなかった会議動画をRECOROKUにアップロードすれば時短で内容把握ができそうです。
文字起こしを見ながら動画にジャンプできるのは便利でした。
議事録作成の省コスト化
手で議事録を書いて、議事録を会議後に回覧依頼して、議事録に間違いがないか承認するなど、議事録にまつわるコストは大きいです。
動画+文字起こしが確実に保存できれば、これらのコストは省けることもあるはずです。
会議内容のナレッジ化
誰かがこの話をしていたはずなんだけど・・・
これはどんな内容だったっけ・・・
会議発言が自動で検索可能になれば、埋もれていた会議動画のナレッジを有効活用できるようになりそうです。
他グループの会議でも、このシステムに登録しておいてもらえば、検索⇒動画という新しい発見に繋がりそうです。
最後に
とてもシンプルに使えるシステムでした。
会議のナレッジ化に役立ちそうですね。
検索機能がうまく動くようになるのが楽しみです。