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ファームウェアテストのおはなし

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はじめに

この記事はちょっとした小話です。「こういうのもあるんだなあ」くらいの気持ちでお読みください

ファームウェアとは

そもそもファームウェアとは何ぞやから入りますが、あまり詳しくは述べませんが、ざっくり言うと、「ハードウェアとソフトウェアの中間に位置している」ものになり、ハードウェアを制御するためのプログラムとなります。
※ここではこれ以上ファームウェアについては詳しく触れないです...

ファームウェアテストとは

上記、ハードウェアを制御するプログラムと言いましたが、では実際のファームウェアテストは何をするのでしょうか。

内容はその機械・製品によって異なりますが、なんと言ってもファームウェアが組み込まれた機械・製品を実際に触ってテストを行います。

自身が業務でテストしたものを例に挙げると、プリンター/複合機が該当し、実際に印刷させたり、特定の設定値でその設定どおりに製品が動作するのか、スリープ状態からの復帰後の動作、などなど。枚挙にいとまがないですが、製品が仕様通りに動作するかをテストしています。
※このようなテストをブラックボックステストという場合があります。(コードとかを意識せず、入力に対し出力だけで判定するテストを指します。)

#### 実際のテストのおはなし
ここまで簡単に、つらつらとテストについて述べてきました。
実際にテストはどんな感じになっていたのか、自身の業務で扱ったときの複合機の例を挙げて少しだけ紹介します。(守秘義務のため、まったく同じものは載せられませんが、汎用的なもので紹介します。)

サイズ 画質 濃度 手順 期待結果
A4 普通 自動 1.サイズ・画質・濃度を選択する
2.印刷開始ボタンを押下する
指定した通りに印刷されること
A4 きれい 自動 同上 同上
A3 普通 +1 同上 同上
A3 きれい +1 同上 同上

あくまで一例ではありますが、上記のような感じのテストをしていました。
左3列が設定項目、右2列に手順と結果としています。見てわかる通り複合機なのでサイズや画質などで組み合わせが発生します。
ここではA4とA3、「普通」と「きれい」しかないですが、実際の用紙サイズはA5、B4、B5などや海外向けのサイズも存在するので、これだけでは済みません。画質も2種類だけではない場合もあるので、都度増えることになります。

と言った具合に、なかなかの組み合わせが存在することになります。
実際には、工数もお金も無限にあるわけではないので、頻度別に抜き出してテストしたり、新規で実装されたものをメインで全部実施したりなど、テスト項目に偏りをもたせて実施することもしばしばありました。
(組織、会社によっては全実施をデフォルトとすることもありますの。)

おわりに

ここまでファームウェアのテストについて軽くおはなししてきました。ここには書ききれないこと、私がまだまだ知らないファームウェアテストがあること、などまだまだ奥深いですが、その一端を知れたらということで記事にしました。
機会があれば、書ききれなかった部分を記事にしようと思います。

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