LoginSignup
11
11

More than 5 years have passed since last update.

Pleasanter:顧客別ToDo管理の作成

Last updated at Posted at 2017-10-23

この記事は、2017年10月27日 Bluemix IaaS 麹町#1のハンズオン資料です。

Pleasanter

Pleasanter(読み方:プリザンター)は、AGPLライセンスで提供され商用・非商用問わず利用できます。ExcelでやっているようなことをWebアプリとしてWebブラウザ上でマウス操作で作ることができます。個人的には、Oracle Application Expressっぽいような感じがしています。
ここでは、IBM Bluemix IaaS(旧SoftLayer)上にインストールしたPleasanterを使用しています。環境構築手順書はこちらをご覧ください。

初期パスワードの変更

環境構築後、Pleasanterにアクセスし、ログインします。

  • http(s)://サーバーのIPアドレス名/pleasanter
  • http(s)://FQDN(例 abc.com)/pleasanter

最初にログインする際に、管理者パスワードを変更します。
ログインは、ログインID = Administrator / パスワード = pleasanter が初期設定です。最初のログイン後、Administratorユーザーのパスワードを変更します。

アプリ構築

先ずは会社情報を管理するテーブルとそれに対するToDo管理のテーブルを作成します。

フォルダ作成

フォルダは、Pleasanterではアプリを管理するために使用します。
「新規作成」をクリックし、フォルダを選択し、作成します。

フォルダ作成_1.PNG

フォルダ名を入力します。「ToDoアプリフォルダ」とします。

フォルダ作成_2.PNG

フォルダが作成できました。フォルダ内で、取引先テーブルとToDoテーブルを作成します。先ずは新規作成から取引先テーブルを作成します。

フォルダ作成_3.PNG

取引先テーブル

作成したフォルダ内で、新規作成をクリックします。画面左側で、「記録テーブル」を選び、作成をクリックします。

会社_1.PNG

テーブル名は、「取引先」とします。

会社_2.PNG

画面右上の「管理」→「テーブルの管理」をクリックします。

テーブル管理.png

「エディタ」タブをクリックします。

会社_3.PNG

「エディタの設定」にて、「[取引先]タイトル」をクリックし、「詳細設定」をクリックします。表示名をタイトル → 会社名に変更します。

会社_4.PNG

「更新」をクリックします。次は、「一覧」タブへ。

会社_5.PNG

「一覧タブ」にて、選択肢一覧で「[取引先]会社名」を選び、有効化をクリックします。現在の設定 一覧に移動しますが、一番下になりますので、「[取引先]会社名」を選び、「上へ」を数回クリックして、任意の位置に移動します。

会社_6.PNG

「[取引先]会社名」を任意の位置に移動させたら、「更新」をクリックします。

会社_7.PNG

次は、「ToDoテーブル」を作成します。

ToDoテーブル

ToDoテーブルでは、取引先項目を作成し、また開始日や終了日、作業量、進捗率を記録するテーブルを作成します。

フォルダ内で「新規作成」をクリックします。
ToDo_1.PNG

画面左側にて「記録付きテーブル」を選択、作成をクリックします。

ToDo_2.PNG

タイトルは「ToDo」としましょう。

ToDo_3.PNG

記録付きテーブルのひな形から、ToDoテーブルが出来上がります。ToDoに必要な項目が既に用意されていますが、取引先の項目が無いので追加しましょう。

ToDo_4.PNG

「ToDo」テーブルをクリックし、画面右の「管理」→「テーブルの管理」をクリックします。
「エディタ」タブをクリックします。

ToDo_5.PNG

「エディタ」タブ内の「エディタの設定」にある「選択肢一覧」から「[ToDo]分類A」を選択し、「有効化」をクリックします。「エディタの設定」にある「現在の設定」に「[ToDo]分類A」が入りましたら、「詳細の設定」をクリックします。

ToDo_6.PNG

表示名を「会社名」に変更し、「変更」をクリックします。

ToDo_7.PNG

下図の状態になりましたら、「更新」をクリックします。

ToDo_8.PNG

次は、「一覧」タブに切り替えます。一覧タブ内の「一覧の設定」から「選択肢一覧」で「[ToDo]分類A」を選択、「有効化」をクリックします。

ToDo_9.PNG

下図の状態になりましたら、「更新」をクリックします。

ToDo_10.PNG

画面左上の「ToDoアプリフォルダ」をクリックし、作成したフォルダ画面に戻ります。

テーブル連携

作成した「取引先」テーブルと「ToDo」テーブルについて、取引先別にToDo管理するために、互いのテーブルを連携させます。

テーブル連携_1.PNG

ToDoテーブルを取引先テーブルに下図のようにドラッグ&ドロップします。

テーブル連携_2.png

テーブル間でどの項目を連携させるか、画面内の「リンク項目」に「会社名」を選択し、「作成」をクリックします。

テーブル連携_3.png

確認メッセージが表示されますので、「OK」をクリックすれば、基本の取引先別のToDo管理アプリが完成です。

テーブル連携_4.PNG

動作確認

幾つかデータを入力し、動作を確認します。

取引先データの作成

画面左上の「ToDoアプリフォルダ」→「取引先」→「新規作成」の順にクリックし、会社情報を登録します。
会社名を入れて、「作成」をクリックします。

動作確認_1.PNG

ToDoデータの作成

次に、画面左上の「ToDoアプリフォルダ」→「ToDo」→「新規作成」の順にクリックし、ToDoを登録します。「タイトル」に件名、「内容」はダブルクリックすると入力できます。「取引先」の項目をクリックして、先ほど作成した会社名を選択します。
「開始」や「終了」の日時を入れます。「状況」は未着手で良いでしょう。「作成」をクリックします。作業が進んだら「作業量」や「進捗率」、「状況」を更新します。

動作確認_2.PNG

ToDoを作成しますと、下図のように表形式で表示されます。タイトルをクリックすると表示兼編集画面が表示されます。「エクスポート」をクリックすればCSV形式で出力されます。

動作確認_3.PNG

また幾つかToDoを登録し、「表示」で「カンバン」なども実行してみましょう。Pleasanterは、「カンバン」や「ガントチャート」なども標準で組み込まれています。

関連付けの確認

画面左上の「ToDoアプリフォルダ」→「取引先」で、先ほど登録した会社名をクリックし、ToDoが関連付けられているか確認します。

ユーザー管理とアクセス権の付与

組織の作成

画面右上の「管理」→「組織の管理」→「新規作成」にて、「組織コード」と「組織名」を入力し、ユーザー管理のための組織を作成します。
1.PNG

ユーザの作成

画面右上の「管理」→「ユーザの管理」→「新規作成」にて、ユーザを作成します。ユーザー作成時に作成した組織を選択します。
2.PNG

アプリへのアクセス権付与

作成した組織「管理本部」に対して、取引先テーブルとToDoテーブルが入っているフォルダ(=アプリ)へのアクセス権を割り当ててみましょう。

フォルダにアクセスし、画面右上の「管理」→「フォルダの管理」をクリックします。「サイトのアクセス制御」タブをクリックします。
選択肢一覧の直下で、作成した組織名で検索しましょう。組織名と組織に所属する人が表示されます。ここでは組織名を選び、「権限追加」をクリックします。
フォルダへのアクセス権付与_1.PNG

権限設定の一覧に、組織名が配置されます。配置された組織名のアクセス権を編集するには、組織名を選択し「詳細設定」をクリックします。その後、画面下部の「更新」をクリックします。

フォルダへのアクセス権付与_2.PNG

これで、アクセス権を付与した組織に所属するすべてのユーザーが、アプリを使用できるようになります。

ToDoアプリを拡張しましょう。

  1. 「取引先」テーブルや「ToDo」テーブルに項目を追加しましょう。基本的なやり方は、「ToDo」テーブルで「会社名」項目を追加した手順です。(※)
  2. 「取引先担当者」テーブルを作成し、「取引先」テーブルや「ToDo」テーブルを関連付けます。より一層顧客管理アプリ風になります。
  3. SlackやChatworkと連携してみましょう。

※ 追加項目の種別 → 各項目は、A~Zまであり、使用時には名称を変更します。

種別 概要 使用可能な数
分類 選択肢を入れればリスト形式。
選択肢を入れなければテキスト項目として使用可能。
26個
数値 数字データを取り扱います。通貨や単位を独自に指定することができます。 26個
日付 日付または、日時を取り扱います。 26個
説明 複数行のテキストエリアです。URLを入力すると自動的にリンクが張られ、クリックできるようになります。 26個
チェック チェック項目を作成します。 26個

参考資料

プリザンターの使い方マニュアル

11
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
11