Watson Workspace
Watson Workspaceをご存知でしょうか?
IBM社が提供するグループチャットサービスです。ざっくりとWatsonベースのSlackのようなもので、ファイル共有にはIBM Connectionsと連携します。
昔からのIBM Notes/Dominoユーザー視点では、有料になりますがIBM社のエンタープライズレベルのサポートを受けることができるので心強いでしょう。Watson Workspaceは、無料のIBM Cloud ライト・アカウントを登録していればログイン時のメールアドレスとパスワード(即ちIBM ID)で、Watson Workspaceを無料のPreview Editionから始めることができます。
URL:https://workspace.ibm.com にアクセスし、「Get started」をクリック。お使いのIBM IDでログインします。
やりたいこと
- プロジェクト管理ツール/業務タスク管理ツールに、Jiraを使っているとします。
- Watson Workspaceに、Jiraのプロジェクトキーと課題の要約をメッセージとして送信すると、プロジェクトキーをもとに課題を作成し、課題のURLをレスポンスとしてWatson Workspaceに返す。
- 課題タイプは、タスクに固定。
- 課題の説明は、デフォルトで「Watson Workspaceから作成」に固定。
- Watson Workspaceのスペースにてメッセージ送信。数秒待つと、Jiraから作成された課題のURLが返ってくる。
仕様
- IBM Cloud ライト・アカウントに登録。無料でWatson Workspaceなどの各種Watsonサービスが使える。
- 外部から接続可能なサーバー上に、Node-REDを導入。
- 外部から接続可能なサーバー上に、Jira(Jira Software)を導入。手順例:IBM Cloud IaaSの場合
- Node-REDは、ユーザー名とパスワードによる基本の認証を適用
- Node-REDのパレットの管理から、node-red-contrib-wwsNodesノードを追加
今回の材料
「Slack経由でJiraの課題を作成する方法」と「Watson Workspace用チャットボットを作る方法」の2つの記事で作るNode-REDのフローをミックスします。ちょうど下図のようになります。Slack Bot InとSlack Bot outノードを不要になります。
参考資料
Watson Workspace:https://www.ibm.com/jp-ja/marketplace/watson-workspace
Node-RED:https://nodered.jp/