#はじめに
RaspberryPiに.net5をインストールしたときのメモです。
#インストール
##事前調査
RaspberryPiに.net5をインストールしようと、まずはGoogle先生の検索してみましたが、「RaspberryPi .net5」では、お手軽にインストールできるような参考になるブログ等は見つからず。なので、まじめにマイクロソフトのページを読みました。結果は最新のLinux(Ubuntu20.10)ではサポートしている感じがしますが、私のRaspberryPiは、Raspberry Pi OS (32-bit)です。別なSDカードを用意してUbuntuOSにしてもよいのですが、余っているRaspberryPi2や3をサーバーにしたいので、Raspberry Pi OSで頑張ってみたいと思います。
直接、バイナリーをダウンロードしてインストールする方法もありそうなので、今回はこの方法を試してみました。
##ダウンロード
まずはダウンロードサイトに行きます。
https://dotnet.microsoft.com/download/dotnet/5.0
下記赤丸のリンクからファイルをダウンロードできますが、今回はLinuxらしく進めたいと思います。
##linuxらしくコマンドラインベース
まずは、下記パッケージのインストールをしていない場合は実施します。
sudo apt install curl libunwind8 gettext
次に下記コマンドでダウンロードします。
これの意味は
カレントディレクトリにdotnet.tar.gzをファイル名としてdotnet-sdk-5.0.101-linux-arm.tar.gzをダウンロードするという意味です。
dotnet-sdk-5.0.101-linux-arm.tar.gzのダウンロードアドレスは前もってホームページから調べておきました。今後バージョンが変わった場合は、この引数部分を変更することで対応可能です。
curl -sSL -o dotnet.tar.gz https://download.visualstudio.microsoft.com/download/pr/567a64a8-810b-4c3f-85e3-bc9f9e06311b/02664afe4f3992a4d558ed066d906745/dotnet-sdk-5.0.101-linux-arm.tar.gz
インストールは、ダウンロードファイルを解凍展開することでおおよそ完了します。
mkdir -p $HOME/dotnet && tar zxf dotnet.tar.gz -C $HOME/dotnet
最後に展開したディレクトリにパスを通します。
export DOTNET_ROOT=$HOME/dotnet
export PATH=$PATH:$HOME/dotnet
補足
今回はお手軽に進めるために上記コマンドを実行しましたが、恒久的には、「.bashrc 」に次のコマンドを追加し、常にパスを通すような設定を各自行う必要があります。
##動作検証
dotnet --info
#テストプログラムの作成
最後に実際にビルドして実行するところを確認してみたいと思います。私は、Homeディレクトリにsourecodeディレクトリを作りそこで下記のコマンドを実行しました。
dotnet new console -n test -o test
ちょっと時間がかかります。
次にファイルマネージャーからProgram.csを選択してText Editorを開き、ちょっとだけ修正します。
このあたりは各自好きなようにアレンジしてみてください。
では、ビルドして実行したいと思います。
結果は・・・・・結構時間がかかりました。約17秒もかかっています。
実行ファイルはなかなか深い階層にありますのでご注意ください。
実行してみると予定通りの文字が表示されました。成功です。
#まとめ
正直、テストプログラムは、monoのときと違って手続きが多くて面倒だったのですが、無事プログラムを実行できました。もう少しスマートなやり方があるのかは、いろいろ調べてみたいと思います。
#参考文献
https://dotnet.microsoft.com/download/dotnet/5.0
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/install/linux