環境
- Ubuntu18.04
- ROS環境が構築済み
- nvidiaドライバーはインストール済み
経緯
CUDAのインストールが初めての場合は戸惑うことが多いです。例えば、ネット上の記事を参考にするときに、最初にNvidiaドライバーとかCUDAとかを一旦全消去するコマンドがあります。その後うまく入らずに再起動すると画面が映らなくなるなんていうことも起きます。また、適当にコマンドを打ち込みすぎると、ドライバーが競合して大変なことにもなります。
CUDAの特定のバージョンを入れたい場合には、installのコマンドを打つ際にバージョンを指定するなど注意点があります。
ドライバーやCUDA系のinstallするときは一つ一つ丁寧にコマンドを打ち込みましょう。
①ダウンロード
サイトにアクセスし、Base InstallerのDownload
ボタンを押す
●CUDA10.0の場合(例)
●違うバージョンはここから選ぶ
Select Target Platformは以下を選ぶ
Linux
x84_64
Ubuntu
18.04
deb(local)
②インストーラー(例:CUDA10.0)
各自のPCに~~~.deb
がインストールされた場所に移動してください。
cd Downloads/
以下はご自分のインストールしたバージョンの名前に書き換えてください。
sudo dpkg -i cuda-repo-ubuntu1804-10-0-local-10.0.130-410.48_1.0-1_amd64.deb
sudo apt-key add /var/cuda-repo-ubuntu1804-10-0-local-10.0.130-410.48/7fa2af80.pub
sudo apt-get update
sudo apt-get install cuda-toolkit-10-0
③.bashrcに記載(例:CUDA10.0)
任意のエディタで.bashrcを開いてください。
gedit ~/.bashrc
.bashrcの末尾に以下を追加して保存してください。(バージョンはご自分に合わせて書き換えてください。)
export PATH=/usr/local/cuda-10.0/bin${PATH:+:${PATH}}
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/cuda-10.0/lib64${LD_LIBRARY_PATH:+:${LD_LIBRARY_PATH}}
④再起動
reboot
⑤確認
以下を打ち込んで、インストールしたCUDAのバージョンが表示されればOKです。
nvcc -V
補足:インストールの失敗、違うバージョンに変える場合は以下を実行してやり直し
以下のpurgeと、ダウンロードされた古い~~~.debも消す
sudo apt-get --purge remove cuda*
下記のようなエラーが出たら
The following packages have unmet dependencies:
libnvinfer-dev : Depends: cuda-cudart-dev-10-2 but it is not going to be installed
libnvinfer7 : Depends: cuda-cudart-10-2 but it is not going to be installed
以下でremove
sudo apt remove libnvinfer7
また同じようなものが出てきたら、同じ要領で表示されたものを全部removeしていくと、最終的にcudaがpurgeできる。