はじめに
みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
Washington DCバージョンにて追加された、カタログアイテムの新機能「カタログアイテムの質問の値を設定する」を紹介します。
概要
ServiceNowではカタログアイテムを用いて申請の仕組みを作成することができ、フローと合わせることで申請の承認を行うこともできます。Washington DCバージョンではカタログアイテムの新機能として、カタログUIポリシーアクションを用いて質問の値を設定することができるようになりました。
事前準備
次に「Type」が「Single Line Text」の変数を作成します。
カタログアイテムの質問の値を設定する
準備が完了したら、カタログアイテムの質問の値を設定します。
カタログアイテムの「Catalog UI Policies」タブから「New」を押下し、カタログUIポリシーを新規作成します。
準備にて作成した「Type」が「Yes/No」の質問にて、「No」を選択した際に動くように設定し、保存します。
一度「Save」または「Submit」などで保存した後はカタログUIポリシーアクションがカタログUIポリシー画面の下部に表示されるため、次は「Catalog UI Policy Actions」の「New」を押下してカタログUIポリシーアクションを新規作成します。
ここで今回ご紹介するWashington D.C.バージョンの新機能が登場します。
新たに「Value action」と「Field message type」が追加されており、それぞれプルダウンから「Leave alone」以外を選択することで「Value」と「Field message」が表示されます。
「Value action」の「Value」を設定することで質問(変数)に自動で入る値を、
「Field message type」の「Field message」を設定することで質問の直下に表示されるフィールドメッセージを設定することができます。
実際にサービスポータルからカタログアイテムを開いて確認します。
「Type」が「Yes/No」の質問にて「No」を選択してみると、自動で「申請理由」の方に値が入り、フィールドメッセージが表示されました。
「No」を選択した後に「Yes」に切り替えてみます。
フィールドメッセージは非表示になりましたが、現時点では値のクリアなどは実装していないため、値はそのままです。
カタログアイテムの質問の値をクリアする
同じく新機能を使って値のクリアを実装してみます。
今度は「Type」が「Yes/No」の質問にて「Yes」を選択した際に動くように設定し、保存します。
「Value action」にて「Clear value」を選択し、「Yes」を選択した際には値がクリアされるように設定します。
再度サービスポータルからカタログアイテムを開いて確認します。
「Type」が「Yes/No」の質問にて「No」を選択してみると、自動で「申請理由」の方に値が入り、フィールドメッセージが表示されています。
「No」を選択した後に「Yes」に切り替えてみます。
今度は「Clear value」を設定しているため、ちゃんと「申請理由」の値がクリアされました。
おわりに
今回は「カタログアイテムの質問の値を設定する」についてご紹介しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。