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Solaris 11.4 に Wordpress をインストールする8ステップ

Last updated at Posted at 2018-11-10

Intro

実測25分程度で Solaris 11.4 に Wordpress をインストールする例です。
しょぼい仮想環境で実施しているため、実際はもっと速いと思います。

1. 必要なパッケージをインストールします。

パッケージインストール
$ pkg install amp
$ pkg install /web/php-71

2. データベース用のZFSファイルシステムを構成します。

MySQLデータ・ファイルを格納する個別のファイル・システムを作成します。
以下の例では、/mydata として用意しています。
さらに compress=on を設定して、デフォルトで圧縮するように設定しています。compressは任意です。

ZFSファイルシステムを構成
$ zfs create rpool/mydata
$ zfs set mountpoint=/mydata rpool/mydata
$ chown -R mysql:mysql /mydata
$ chmod -R 700 /mydata
$ zfs set compress=on rpool/mydata

MySQL側に作成したファイルシステムを構成します。

$ svccfg -s mysql:version_56 setprop mysql/data=/mydata
$ svcadm refresh mysql:version_56

svcsコマンドを使用してMySQLが起動していることを確認します。

$ svcadm enable mysql:version_56
$ svcs mysql:version_56
STATE          STIME      FMRI
online         23:46:58   svc:/application/database/mysql:version_56

3. データベースを構築します。

MySQLインスタンスにログインし、WordPressに必要なデータベースを作成します。

データベースを構築
$ mysql -u root
mysql> create database wp01;
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

mysql> grant all privileges on wp01.* to 'wordpress'@'localhost' identified by 'oracle1';
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

mysql> flush privileges;
Query OK, 1 row affected (0.00 sec)

mysql> quit;
Bye

WordPressに必要なデータベース wp01 を作成しています。
oracle1というパスワードを持つユーザーwordpressのアクセス権を追加しています。

4. WordPress を用意します。

WordPress をダウンロードして、/var/tmp 配下に用意します。
この例では 4.9.8 を使用します。

$ cd /var/tmp
$ wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.9.8-ja.zip

WordPress を解凍して、配布ファイルをApacheのドキュメント・ルートにコピーします。

WordPress解凍・配置
$ cd /var/tmp
$ unzip -q wordpress-4.9.8-ja.zip
$ mkdir /var/apache2/2.4/htdocs/blog
$ cp -rp wordpress/* /var/apache2/2.4/htdocs/blog
$ chown -R webservd:webservd /var/apache2/2.4/htdocs/blog

5. PHP で MySQLi関数を有効化します。

wordpress は、MySQLi 関数使用しますが、PHP7をインストールしただけでは有効になっていません。
php.iniファイルに「extension=mysqli.so」を追記することで有効化します。

mysqliの有効化
$ cd /etc/php/7.1
$ vi php.ini

extension=mysqli.so <--追記

6. Apache の設定ファイルを準備します。

Apacheは、ポート80番でサービスを提供しています。
今回は、ポート8080で提供するように httpd.conf の Listen を 80 から 8080 に変更します。

ポートの変更
$ cd /etc/apache2/2.4
$ vi httpd.conf

Listen 8080

次にPHPの設定ファイルを用意します。
samples-conf.d 配下に php7.1.conf として雛形が用意されています。
そのまま conf.d配下にコピーします。

php.confの用意
$ cp samples-conf.d/php7.1.conf conf.d
  • カレントディレクトリは /etc/apache2/2.4

7. httpd を有効化します。

$ svcadm enable http

8. セットアップを実行します。

Wordpressを配置したパスをブラウザからアクセスしてセットアップを実施します。

項目 入力内容
データベース名 作成した【データベース名 wp01】
ユーザー名 作成した【ユーザー名 wordpress】
パスワード 作成した【パスワード oracle1】
データベースのホスト名 localhost
テーブル接頭辞 wp_
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