はじめに
本稿は、リモートワークにて、自宅に複数のディスプレイがなくても、マルチディスプレイでプログラミングする方法の紹介です。
マルチディスプレイの場合、リモートでペアプログラミング/モブプログラミングを実施する際に便利です。
例えば、ナビゲーター役が、画面共有しているディスプレイを見ながら、今プログラミングしている部分に関連する情報のリンクをもう一方のディスプレイからSlackで送るなどできます。
Windows 10 のノートPCを Miracast で繋ぐ
家に利用していないノートPCがあれば、それを利用してマルチディスプレイにできます。
Windows 10 には、Miracast という Wi-Fi で複数のPCの画面を共有する機能が備わっているため、以下の条件を満たす場合は、これが一番簡単だと思います。
- Wi-Fi環境がある
- Windows 10 のノートPCがある
余っているノートPCが複数あれば、ディプレイを3つにすることも可能です。
詳細な設定手順は、以下の記事を参照ください。
余ったWindows 10ノートがサブディスプレイに早変わり!
スマホやタブレットを specedesk で繋ぐ
Android か iOS のスマホかタブレットを Specedesk というアプリを使って、マルチディスプレイにできます。
また、Windows 10 のPCでも、Miracast が利用できないPCもあるので、その場合は、このアプリでマルチディスプレイにできます。
こちらのアプリは、すべてのデバイスが、同じWi-Fiネットワークに接続されていれば利用できます。
アプリのインストールは以下のサイトからできます。
spacedeskのホームページ
大まかな利用手順を以下に記します。
- メインで利用するPCに、PRIMAY PC(Server) 向けのアプリをインストールする。
- サブディスプレイとして利用するデバイスに、プラットフォームごとのアプリをインストールする。
- サブディスプレイのデバイスで、アプリを起動する。
詳細な手順は以下の記事を参照ください。
「spacedesk」でマルチディスプレイが無料で高性能、超簡単。タブレット、スマホ、ノートPCが外部画面に
私も実際に利用してみましたが、画面の遅延はまったく気になりませんでした。
現実的な運用として、8インチ以上のタブレットなら、かなり使いやすいと思います。
(個人的には、ノートPCを2台並べるよりも、ノートPC+タブレットの方が、視野を広げなくて済む分、使いやすく感じました)
ノートPC+8インチタブレットの場合は、下図のような感じになると思います。
まとめ
自分にあったマルチディスプレイ環境を構築しましょう。
ちなみに、私はLT初心者が集まるコミュニティとして「Serverless LT 初心者向け」というコミュニティを運営しています。
このコミュニティで開催しているLT大会なら、失敗しても大丈夫なので、初めてのLTをやってみようという人は、コミュニティのメンバーにご参加ください。
Serverless LT 初心者向け - connpass
Twitterでも開発に役立つ情報を発信しています → @kojimadev