はじめに
本稿は、de:code2020の以下のセッションで得た知見のメモです。
A10 Build 2020 最新情報 〜 Azure & Visual Studio & .NET 〜
動画がこちらで公開されました。
セッション内容
Azure - Developping for cloud
Visual Studio Code
- 21,000以上のエクステンションが公開されている
Windows Terminal
- PowerShellなどの様々なターミナルを複数タブで利用できる
- 1つのタブ内で分割表示も可能
- Azure Cloud Shellは、Azureを使うときに便利
Window Package Manager
- chocolatey みたいないものをMSが公式に作った
- 一気にインストールできるので開発環境の構築に役立つ
Windows Subsystem for Linux
- WSL2が公開され、完全なLinuxカーネルを実現
Codespaces
- Codespaces on Github と Visual Studio Codespace
- ブラウザを通してコードエディターで開発できる
- サインインしてプランを設定
- GitのRepositoryを設定
- ブラウザでVisual Studio Codeと全く同じことができる
- インテリセンスも効く
- デバッグもできる(ブレイクポイントで止まる)
- デバッグ実行はローカルのブラウザでもう1つタブを開く
- 別のマシンをセルフホストとして設定することで、そのマシンの開発環境をブラウザ経由で利用できる
- dotfilesをまとめて共有したリポジトリを参照できる
Cloud Native Application
Azure Kubernetes Service
Azure Static Web Apps
- GitHub Actions を使って、ワークフローを自動生成
Visual Studio & .NET
- オープンソースにしたことで、すごい協力者が増えた
.NET Core 3.1
- ML.NETで機械学習ができる
Blazor WebAssembly
- C#と.NETでフロントエンド開発ができる
- PWAにすることも可能(チェックを付けるだけ)
- ブレイクもできる、呼び出し履歴も見える
- デバッグモードにすれば、ブラウザの開発者ツールの中でデバッグ実行できる
.NET 5
- .NET Framework/Xamarin/.NET Coreを統一
- JITとネイティブの実行モデルをサポート
- 2020年11月にリリース予定
- その後は、1年ごとに6, 7, 8 をリリース
.NET Multi-platform App UI(.Net MAUI)
- Xamarin.Formsの進化版
- .NET 6に合わせてリリース予定(2021年11月)
- 複数のプラットフォームをターゲットにしたプロジェクトの構成を単一プロジェクトへ
- クロスプラットフォームリソースによって、あらゆる画像やフォント、翻訳ファイルなどを単一プロジェクトに追加できる
- 下位にあるOSのネイティブなAPIにもアクセス可能
WinUI 3 Preview
- UWPとWin32アプリをサポート
.NET Conf 2020
11月10日から12日でオンライン開催予定
所感
C#での開発に活用できる最新情報をたくさん知れたので、とても有意義なセッションでした。
ちなみに、私はLT初心者が集まるコミュニティとして「Serverless LT 初心者向け」というコミュニティを運営しています。
Serverless LT 初心者向け - connpass
Twitterでも開発に役立つ情報を発信しています → @kojimadev