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新人時代に読めば良かったと後悔するほど感謝した技術書4冊

Last updated at Posted at 2019-07-01

はじめに

この記事は、成り上がりたくて必死に読んだ感謝の技術書6冊を真似した記事です。
本稿では、開発経験10年以上の私が、新人の頃に読めば良かったと後悔するほど感謝した技術書を紹介します。
私がこれらの本を読んだのは、入社して数年経ってからですが、もっと早く読んでおけば、もっとうまく仕事ができたのにと思いました。以下に、各書籍の概要と、後悔するほど感謝した理由を記します。

感謝の技術書① 『報・連・相の技術がみるみる上達する!』

恥ずかしながら私はこの本を読むまでは、報告・相談される相手がどういうタイミングでどういう詳細度で報告・相談して欲しいかということを考えたことがありませんでした。
上司に「報・連・相をしっかりやりなさい」と言われても、その「しっかりやる方法」というのが、それまではよく分かっていませんでした。それが、この本を読んで、自分がどれだけ「自分本位の考え方」でコミュニケーションをしていたのかを思い知らされ、それまでの自分の行動がとても恥ずかしくなりました。
報・連・相には、様々なテクニックがありますが、一番大切なのは「相手が意思決定できるように、適切なタイミングで適切な詳細度の情報を伝えること」だと思いました。この書籍は、その考え方を多くの具体例と共に丁寧に教えてくれるため、心に響くのだと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4534037023

感謝の技術書② 『リーダブルコード』

私は、この本を読むまで、コメントの書き方すら分かっていませんでした。そして、今まで自分が書いてきたコードがとても分かりにくいコードだと思い知らされ、とても恥ずかしくなりました。
分かりやすいソースコードを書くためには、様々なテクニックを知っておくことも重要ですが、一番大切なのは「他の人が読んで分かりやすいように、自分が考えうる最善を尽くすこと」だと思いました。その想いを常に持ち続けてコードを読んだり書いたりすることで、色々な人の書いたコードから色々なテクニックを吸収し、より分かりやすいコードがかけるように上達していくと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4873115655

感謝の技術書③ 『ロジカル・シンキング』

私はこの本を読むまで、漏れなくダブりなく論理を構築するということを知りませんでした。例えば、上司への報告時は、次のような感じでした。
私「手戻りの原因を分析しました。その原因はこの4つです。」
上司「その4つは MECE(ミッシー)なの?」
私「???」
また、So What?/Why So? の概念も知らなかったため、報告時に論理の飛躍が大量にありました。この本を読んだ後に、自分の過去の発表資料を読み返すととても恥ずかしくなりました。
この本はベストセラーですが、2001年出版なので、現在までに論理的思考の書籍は他にも多く出版されており、少し古い印象を受けるかもしれません。ただ、「漏れなくダブりなく分類して、論理の飛躍がないように伝える」というロジカルシンキングの基本を分かりやすく学ぶという点では、とても良い本だと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4492531122

感謝の技術書④ 『Java言語で学ぶデザインパターン入門』

私のプロジェクトはC#で主に開発します。この本は、タイトルに「Java」と書いてありますが、Javaを知らなくても問題ありません。実際、この書籍を読んだ後輩を私は10人ほど知っていますが、全員Javaを知らなくても問題ありませんでした。
デザインパターンの別の書籍で「オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン」を読んだこともありますが、当時の私には内容が難しすぎて理解できませんでした(著者の方、ごめんなさい)。それに比べて、この本はとても読みやすく、各パターンのメリットや用途が具体的に書いてありました。当時オブジェクト指向の初心者だった私にとって、入門書として最適でした。これを読んでやっとオブジェクト指向の良さが分かってきたと思います。
デザインパターンは一度読んだだけでは忘れてしまうので、何度も復習が必要だと思います。ただ、この本はわかりやすいため、一度読んだだけでも「カプセル化で情報隠蔽したり、ポリモーフィズムで条件判定文を無くしたりする具体例を多く知ることで、オブジェクト指向の良さを理解する」ことはできると思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4797327030

まとめ

どの書籍も、もっと早くに読んでいれば良かったと後悔するほど感謝している素晴らしい書籍です。

私のチームは皆で本稿の書籍を読んだ上で Lightning Review というレビュー支援ツール を作ったりしています。

2020/8/26 追記
本稿の書籍を利用した「毎朝15分のアウトプット勉強会」を実施したところ、とても効果がありました。詳細は以下の記事を参照ください。
1年以上かけて生産性倍増+成長し続けるチームになった施策を全部公開

Twitterでも情報発信しています → @kojimadev

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