本記事は サムザップ Advent Calendar 2025 の19日目の記事です。
はじめに
日々開発業務を繰り返す中で、
- CI が遅くて開発テンポが悪い
- unittest や docker build に毎回数分待たされる
- でも workflow はあまり弄りたくない
…という悩み、ありませんか?
今回は GitHub Actions の runnerとaction を置き換えるだけ で、
CI 実行時間を大幅に短縮 できた事例を紹介します。
また個人的には、管理コンソールの充実度もオススメです!
結論:runnerとactionを置き換えただけでここまで速くなった
まずは結果から。
実行時間の改善結果
| ジョブ内容 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| unittest | 約3分30秒 | 約1分10秒 |
| docker build | 約3分30秒 | 約1分 |
👉 概ね 1/3 程度まで短縮 できました。
workflow ファイルの大きな修正は不要で、 GitHub Actions 上で動いているなら runner(及びaction) を差し替えるだけ です。
何を変えたのか?
やったことは非常にシンプルです。
- GitHub Actions の 既存 runner を別の runner(及びaction) に置き換え
- job 定義や step はほぼそのまま
- CI のロジックや Dockerfile は変更なし
つまり、
CI の中身は一切変えず、実行環境だけを改善
というアプローチです。
そして今回置き換えたrunner(及びaction)を提供しているのが、Namespace というサービスです。
既存 runner との比較
速度面
- unittest / docker build ともに 体感でも明確に高速
- 実行時間は 概ね1/3程度
CI 待ち時間が短くなり、修正の確認作業等が明らかにスムーズになりました。
費用面
単純に分単価が$0.0015/min1と安い上に、実行時間に比例するため、爆速になったおかげで費用も安くなる見込みです。
NamespaceのPricing
管理コンソールについて
ここではNamespace上の管理コンソールについて紹介します。
github actions用のOverview
- CPU 使用率
- Memory 使用率
- Network 使用量(MiB)
等runnerのリソース使用状況が可視化され、利用しているマシンの状況やスペックを決めるのに役に立ちます。
その他Connectionsタブでは、接続先毎のネットワーク送受信量や時間等が確認できますし、インスタンス実行中にはTerminalタブから実行中のインスタンスにアクセスすることも可能で、問題が発生した場合に役立ちそうです。
docker build 実行時の trace 情報
ビルド時のtrace情報です。
何の実行にどのくらいの時間が掛かっているか分かるため、状況把握や改善ポイント検討等に役に立ちそうです。
Cache Volumesの使用状況
動作確認等でcacheを削除したい場合も簡単ですし、急激なVolumesの増減がないか等異常にも気づきやすそうです。
まとめ
- GitHub Actions は runner(及びaction)を変えるだけで大幅に高速化できる
- unittest / docker build ともに 1/3 程度の実行時間
- 費用は 同等か、むしろ改善
- モニタリング・trace でも効果を確認できた
最後まで読んでいただき、ありがとうございました 🙌
明日は、@Rom_zai さんの記事になります。お楽しみに!!
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2025/12/14時点。厳密には、分単価ではなくUnit minutesという単位。またPrepaid分は、$0.001/minと更に安い。 ↩


