remot3.it(リモートイット)というソリューションを使うと、とても便利にリモート接続が可能になる、とのことなので、試してみました。
remot3.itとは
エージェントベースで動作する、リモートデバイス監視用のソリューションです。通常の通信方式とは異なる方法でリモートデバイスに疎通させるため、簡単に言えばデバイスのインバウンドポートを全て閉じていてもそのデバイスにリモートからアクセスが可能になります。
Sign UP
ラズパイ(Model B)が手元にあるので、ラズパイで接続を試してみます。(ラズパイ用エージェントはフリーで配布されている)ちなみにサインアップ確認メールが来なかったら迷惑メール確認は忘れずに(久々にこんなことでハマってしまった)
無事サインアップが終わったら、こんなデバイス一覧画面が表示されます。当然まだデバイスを一台も登録していないので、中身はありませんが。
ラズパイのセットアップ
ラズパイのセットアップを進めて、リモートデバイスとして管理できる様にします。こちらのページを参考にします。
特に問題がなく、デバイスの登録が完了しました。デバイス一覧画面に登録した端末が表示されました。
今回、WEBとSSH、VNCポートのアクセスをできるようにインストールしてみました。
これだけでセットアップは完了です。
SSHで外のネットワークからアクセスしてみる
※ルータやマシンに外部からのアクセスをOKするような設定はしていません。
ssh-pi-01
を選択すると、アクセスするためのコマンドが発行されます。
これを打ち込むだけです。
パスワード入力は求められますが、無事ログインできました。(以下はログイン後のコマンド発行結果。ラズパイにアクセスできたのがわかります。)
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Raspbian GNU/Linux 9 (stretch)"
NAME="Raspbian GNU/Linux"
VERSION_ID="9"
VERSION="9 (stretch)"
ID=raspbian
ID_LIKE=debian
HOME_URL="http://www.raspbian.org/"
SUPPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianForums"
BUG_REPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianBugs"
すでに自宅のネットワーク内に入っているので、ここから他の端末にももちろんアクセスが可能になります。(ラズパイを通して他の端末にリモデしたりもできるようになります。)
まとめ
かなり簡単に設定が完了して外からのアクセスが可能になりました。インバウンドのアクセスを全てOFFにしていても外からのアクセスを可能にしてしまうので、使い所はかなり慎重になる必要がありますが、安全に簡単に接続をすることが可能になり、便利なツールです。