はじめに
ターミナルで毎日使う ls コマンド。シンプルで高速、Unix系OSには欠かせない定番ツールです。
ただ、開発中にこんなことを思ったことはありませんか?
- ファイルの種類がパッと見で分かると嬉しい
- Gitで変更したファイルがどれか、一覧で見たい
- ディレクトリ構造を確認するのに
treeを別途インストールするのが少し手間
今回紹介する eza は、ls の良さを引き継ぎつつ、これらの機能を追加したツールです。
ezaとは
eza は、Rust製のモダンな ls コマンド代替ツールです。
元々は exa というツールがありましたが、開発が停止したため、コミュニティがフォークして eza として開発を継続しています。
主な特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 🎨 カラー表示 | ファイルタイプごとに自動で色分け |
| 📁 アイコン表示 | ファイルの種類がアイコンで一目瞭然 |
| 🔀 Git連携 | 変更・追加・未追跡ファイルを表示 |
| 🌳 ツリー表示 |
tree コマンド不要で階層表示 |
| ⚡ 高速 | Rust製で軽量・高速動作 |
インストール
macOS (Homebrew)
brew install eza
Ubuntu/Debian
sudo apt install eza
その他
詳しくは公式インストールガイドを参照してください。
基本的な使い方
シンプルな一覧表示
eza
ls と同じ感覚で使えます。カラー表示はデフォルトで有効です。
アイコン付き表示
eza --icons
ファイルの種類がアイコンで一目瞭然!
Docker、Go、Python、TypeScriptなど、言語やツールごとに異なるアイコンが表示されます。
詳細表示(ls -la の代わり)
eza -la --icons
パーミッション、サイズ、更新日時が見やすいフォーマットで表示されます。
ツリー表示
eza --tree --level=2 --icons
tree コマンドをインストールしなくても、ezaだけでディレクトリ構造を確認できます。
おすすめエイリアス設定
毎回オプションを入力するのは面倒なので、エイリアスを設定しましょう。
zsh の場合(~/.zshrc)
alias ls='eza --icons --group-directories-first'
alias ll='eza -la --icons --group-directories-first --git'
alias lt='eza --tree --level=2 --icons'
fish の場合(~/.config/fish/config.fish)
alias ls='eza --icons --group-directories-first'
alias ll='eza -la --icons --group-directories-first --git'
alias lt='eza --tree --level=2 --icons'
設定後、以下のコマンドで反映します。
# zsh
source ~/.zshrc
# fish
source ~/.config/fish/config.fish
これで ls と打つだけで eza が使えるようになります。
よく使うオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
--icons |
アイコンを表示 |
-l |
詳細表示 |
-a |
隠しファイルも表示 |
--git |
Gitステータスを表示 |
--tree |
ツリー形式で表示 |
--level=N |
ツリーの深さを指定 |
--group-directories-first |
フォルダを先に表示 |
-r |
逆順で表示 |
-t |
更新日時でソート |
-S |
ファイルサイズでソート |
ls との比較
| 機能 | ls | eza |
|---|---|---|
| カラー表示 |
--color が必要 |
デフォルトで有効 |
| アイコン | ❌ | ✅ |
| Git連携 | ❌ | ✅ |
| ツリー表示 | ❌ | ✅ |
| 速度 | 速い | 速い |
まとめ
-
eza は
lsに便利な機能を追加したツール - アイコン表示でファイルの種類が視覚的に分かる
- Git連携で変更状態を一覧で確認できる
- ツリー表示機能も内蔵
- エイリアス設定で普段使いに
ls はそのままでも十分優秀なコマンドですが、開発作業をもう少し快適にしたい方は、ぜひ eza を試してみてください。


