Maker Faire Tokyo 2026
少し前のことですが、今年もMaker Faire Tokyoに行ってきました。
あいにくの天気でしたが、企業や個人など様々な人のものづくりの熱意を感じられて楽しめました。
知的好奇心が刺激され、自分も何かつくりたくなるものです。
息子もマブチモーター株式会社のブースでモーターをもらい「これで何かつくってみたい」とのこと。
じゃあモーターを動力にした簡単な車のようなおもちゃをつくってみようかという話になりました。
工作してみよう
タミヤの工作キットをあまり作ってこなかったので、このあたりの知識や経験が職種の割には疎いのですが、通販でいくつかのパーツを適当に購入しました。
完成イメージのあるキットではなく、雑に汎用パーツを組み合わせてみるのも学びがあるものです。
適当にAmazonで購入した電池ボックスはうまく穴が合わず、斜めに設置することとなりましたが、完璧を目指さない適当さも、工作を楽しむコツかもしれませんね。
「今回は輪ゴムを使ったけど、歯車の組み合わせによって力が強くなったり、速くなったりするんだよ。」という話もしつつ、ちゃんと店舗で部品を一緒にみたほうがいいね、ということになり新橋のタミヤの店舗にも一緒に足を運びました。
ギアボックスやいろいろなものを購入。
ギアのトレードオフを可視化
ギアボックスを組み立てながら、ギアの組み合わせによるスピードと力のトレードオフを説明しました。
そして、より理解を深めるためにThree.jsを用いて視覚化したモックを作成してみました。
発電と送電のモデル化
「発電や送電についても、もし興味があれば本でも買おうか?」と話していましたが、発電や送電の仕組みも、動くモデルをつくると理解が深まるのではないかと思いました。
電池では直流を使うのに、送電ではなぜ交流が広く使われているのか。なぜ送電線には3本1組に見える電線が多いのか。こうした話は、文字だけではなかなか説明しづらい部分です。
3Dモデルで発電から各家庭への送電が視覚化されたことで、より理解しやすくなったと思います。
今回作成したWebアプリケーションは下記から閲覧できます。
私たちのこれからの仕事
今回作成したプログラムコードは人的労力をほとんどかけずClaudeCodeとCodexを用いて作成したものです。
もちろん、プロダクトレベルにするにはここから微調整や不具合修正、ユーザーフィードバック対応など多くの労力がかかります。
ゲームのように見える部分もゲームとしては破綻しており、まだ楽しさを感じられるものではないでしょう。
しかし、子どもに対して、または業務において理解のギャップを埋めていく手段としては十分に有用であると感じました。
馬田隆明氏の『ソフトウェアや知能が安くなったときに起きること』では、電灯が普及して生活や文化が変わったように、ソフトウェアの制作コストが下がると使われ方が変わると述べられています。動くアプリケーションも、学習やコミュニケーションの材料として、よりカジュアルな使われ方になるのでしょう。
文章や言葉だけで理解のギャップを埋めるより、このように動作するものをつくりながら関係者の認識を深めていくのが一般化していくのではないでしょうか。
最近の弊社の仕事ではコードを書くこと自体が目的ではなく、コードを使って認識を合わせる仕事に重点が置かれるようになりました。
- 技術スタックを検討するとき、実際に触れる小さなコードベースを作りながら議論する
- ユーザー体験を検討するとき、複数の方向性を動く形にしてフィードバックを得る
じっくりとプログラムコードの世界に深く潜り構築していく仕事も面白いですが、理解を促進するためのものづくりをクイックに回していくのもまた面白いものです。
お客さまの課題を伺いながら、お互いの認識を合わせられるように寄り添いチームとして一緒に働く仕事が好きです。
弊社でも、完成形をいきなり作るのではなく、動くものを作りながら課題や認識を整理していくような仕事が増えています。そうしたものづくりにご興味があれば、弊社Webサイトからお気軽にご相談ください。




