2025年5月7日、統計検定2級に75点で受かりました。
受かり立てホヤホヤの合格体験記なので、最近勉強されている方への参考とならば幸いです。
統計検定2級に合格するメリット
現所属企業(IT系・BtoB業界)での即効性はないがポテンシャルは感じました。
前提として、私が受験した目的は、データ分析をやるなら統計を勉強したほうが…という風潮を否定するためでした。
これは私の現在所属する会社がBtoBかつIT系なので統計的な処理を行うほどのデータ量が存在しないこと、
また企業全体として統計のリテラシーが低く※結局「よく分からない」という評価しか得られないと思ったためです。
が、この主張を統計を知らない人間がしても説得力がないので取ろうと思いました。
※プレゼン相手から「中央値って何?」と質問が出たり、ポートフォリオ分析に対して「平均値を象限の軸に取るのが違和感」といった疑問が出たりします
検証した結果ですが、
結果の解釈のうえで施策効果なのか偶然なのかが推定できるようになることはメリットに感じたため、前者の仮説は外れました。
一方、後者はより溝を感じました。
有意水準5%で母平均の差をT検定しただのカイ二乗分布による適合度検定だのはまず伝わらないので、結局「統計的にはこうなります」という説明になりそうです。
ただ、ここは啓蒙による改善余地はあるかもしれないので、メリットの評価としては即効性はないがポテンシャルはあるという結論です。
勉強スケジュールと振り返り
勉強スケジュール
2週間弱:統計の時間
2週間弱:前半はとけたろう様のYoutube動画を一巡、後半はとけたろう様の動画のターゲット問題を印刷して裏面に解法とポイントをまとめ
1週間強:毎日、とけたろう様の全知識動画を見る、ターゲット問題を見て解法を暗記カードのように復習、過去問を1回解く。過去問は2013年〜2015年、2017年の2回をやりました
振り返り
・正直、統計の時間は合わなかったのでさっさと「とけたろう」様の動画を見たほうが良かったです。
・とけたろう様の動画は非常に分かり易く、最低限理解すれば過去問を解き始めた時点で60点は取れました
・とけたろう様の動画は3年前のものですが、2025年時点でも現役でマスターすれば7,80点はいけます
・とけたろう様も言及されていますが、2017年から出題傾向が変わったようでそれ以前より難しく感じます
・CBT方式にクセがあり。残りの問題数が表示されますが大問単位で表示されるため、最後の方に大問1つにつき2つ小問がついてきたことでペースをミスって時間が足りなくなりました
最初の2週間は合わない勉強方法だったのですが、それを肌で感じながらもペースを崩して勝ちグセ・達成グセを崩すことが怖くて切り替えられなかったのは人間的な弱さの現れですね。
結果は良かったものの初動はイマイチだったので、他の方の血肉に・かつこじんて今後へ活かして行けたらと思います。