【GAS】Google Calendarの予定の取得・追加・削除

はじめに

GASの始め方は前回紹介しました。
次はGoogle Calendarの予定を取得したりしてみましょう。

Google Calendarのクラス・メソッド一覧

基本的には、Calendar(カレンダー)に紐づく⇒Event(予定)に紐づく⇒CreatorやGuestなど(作成者や招待者)クラスが用意されていて、それぞれにメソッドがあります。
このサイトに非常によくまとまっています。

今回は使っていきながら紹介します。

Google Calendarの予定を取得する

予定の取得はGoogle Calendarのメールアドレスから取得することができます。
CalendarApp.getCalendarById()でカレンダーの取得。
取得したカレンダーに対してgetEventsForDay(date)でdateの1日の予定を取得でき、期間を指定する際はgetEvents(startDate, endDate)を使って開始日と終了日を指定できます。

date=new Date()の引数を空欄にしておけば実行した時間が返ってきます。当日の予定の取得はそのまま空欄でいいですね。

function getCalendarEvent(){
  // カレンダーの予定を取得する
  var id = 'メールアドレス';
  var cal = CalendarApp.getCalendarById(id);
  var date = new Date('日時');
  var events = cal.getEventsForDay(date);
  Logger.log(events);
  if(events.length==0) Browser.msgBox("予定はありません");
}

Google Calendarの予定を追加する

追加の際には基本的に自分がログインできているメールアドレスでないと許可が出ません。注意してください。
メールアドレスからカレンダーを取得する部分までは予定の取得の部分と一緒で、予定を追加する際のcreateEvent()メソッドの引数は、title, startTime, endTime, optionとなっています。
さらに、option内にはdescription,guests,location,sendInvitesとなっています。

基本的に英語の通りですが以下のソースコードに説明を書いておきます。

function createEvent() {
  var id = 'メールアドレス';
  var cal = CalendarApp.getCalendarById(id);

  var title     = '予定のタイトル';
  var startTime = '開始時刻';
  var endTime   = '終了時刻';

  var option = {
    description : '説明',
    guests      : '招待する人のメールアドレス、複数人の場合は","区切り',
    location    : '場所',
    sendInvites : 'true/false(招待メールを送るか否か)'
  }
  cal.createEvent(title, startTime, endTime, option);
}

Google Calendarの予定を削除する

メールアドレスからカレンダーを取得する部分までは予定の取得の部分と一緒で、予定の削除にはEventクラスのdeleteEventメソッドを使います。引数はありません。
以下コードは指定した日付のすべての予定を削除します。

function deleteEvent() {
  var id = 'メールアドレス';
  var cal = CalendarApp.getCalendarById(id);
  var date = new Date('日付'); 
  var events = cal.getEventsForDay(date);
  for (var i in events) {
    var event = events[i];
    event.deleteEvent();
  }
}

おわりに

今回は超基本的な内容でしたが、
これらとスプレッドシートを組み合わせることで、予定の作成、確認、削除が簡単にできます！
後日紹介します。

書きました！