Unity Asset Storeでのアセット販売ガイド
Unity Asset Storeは、ゲーム開発やアプリケーション制作に必要なアセットを販売できるプラットフォームです。このガイドでは、Unity Asset Storeでアセットを販売するための具体的なステップを紹介します。
1. 販売者アカウントの作成
ステップ1: Unity IDの作成
アセットを販売するには、まずUnity IDが必要です。Unity IDは、Unityのサービスを利用するためのアカウントです。
- Unity ID登録ページにアクセスし、アカウントを作成します。
- 必要な情報(メールアドレス、パスワード)を入力し、アカウントを作成します。
ステップ2: 販売者アカウントの登録
Unity IDを作成後、販売者アカウントを登録します。これにより、Unity Asset Storeでアセットを販売できるようになります。
- Asset Store Publisher Portalにアクセスします。
- 「Get started」をクリックし、販売者プロフィールを作成します。
- 住所、支払い情報、会社名(個人でも可能)などの必要な情報を入力します。
2. アセットの作成と準備
ステップ1: アセットの作成
Unityエディタを使用して、ユーザーにとって価値のある高品質なアセットを作成します。アセットの種類は多様で、以下のものが一般的です。
- 3Dモデル
- スクリプト(コード)
- テクスチャやマテリアル
- 音楽や効果音
- ツールやエディタ拡張
アセット作成の具体的な手順については、こちらのページを参考にしてください。
ステップ2: アセットのパッケージ化
アセットが完成したら、Unityエディタを使用してパッケージ化します。
- Unityエディタで、パッケージ化するファイルを選択します。
- 「Assets」メニューから「Export Package」を選び、パッケージに含めるファイルを確認し、「Export」をクリックします。
ステップ3: メタデータの準備
アセットを販売するためには、アセットに関する情報を準備する必要があります。
- アセットのタイトル: わかりやすく魅力的なタイトルをつけましょう。
- 説明文: アセットの機能や用途を具体的に説明します。
- スクリーンショット: 1280x720ピクセル以上の高品質な画像を用意します。
- アイコン: 512x512ピクセルのアイコン画像を作成します。
- プロモーション用バナー: 横長のバナー(例えば1920x1080ピクセル)が推奨されます。
3. アセットのアップロード
ステップ1: Asset Store Toolsのインストール
アセットをアップロードするには、Unityの「Asset Store Tools」を使用します。このツールを使用して、アセットのアップロードと管理を行います。
- Unityエディタで「Asset Store」にアクセスし、「Asset Store Tools」を検索してインポートします。
- ダウンロードが完了したら、プロジェクトにインポートします。
ステップ2: アセットのアップロード
Asset Store Toolsを使用してアセットをアップロードします。
- Unityエディタの「Asset Store Tools」メニューから「Package Upload」を選びます。
- タイトルや説明、スクリーンショットなどの必要な情報を入力し、アセットをアップロードします。
4. 審査プロセス
アセットをアップロードした後、Unityの審査チームが内容を確認します。通常、審査には数日かかりますが、問題がなければアセットは公開されます。もし審査に通らなかった場合は、改善点が通知されるので、修正して再度提出しましょう。
5. アセットの管理と売上確認
ステップ1: 売上の確認
アセットが販売されると、Unity Publisher Portalで売上を確認できます。月ごとの売上や、アセットごとのパフォーマンスを追跡できます。
ステップ2: アセットのアップデート
既存のアセットに新機能を追加したり、バグ修正を行う場合は、アップデートが可能です。アップデートには再度審査が必要ですが、既存ユーザーにとっては嬉しい改善となります。
6. 支払い
アセットの販売収益は、月末にPayPalや銀行振込などの登録済みの支払い方法で受け取ります。支払いが行われるためには、最低限の収益が必要な場合があるので、Unity Publisher Portalで確認しましょう。