UnityでAssetを作成する方法
Unity Assetは、ゲームやアプリを作るための「素材」や「部品」です。このガイドでは、UnityでAssetを作る手順を、初心者向けに分かりやすく説明します。
1. Assetって何?
Asset(アセット)は、ゲームやアプリを作るための素材のことです。たとえば、次のようなものが含まれます。
- 3Dモデル: ゲームの中に出てくるキャラクターや物の形。
- テクスチャ: モデルに貼り付ける「絵」や「模様」。
- 音(オーディオクリップ): 効果音や音楽。
- プログラム(スクリプト): ゲームの中で「動き」や「反応」を作るためのコード。
これらを組み合わせて、ゲームの中で使えるものを作ります。
2. 新しいAssetを作る手順
ステップ 1: プロジェクトを作る
まず、Unityを開いて新しいプロジェクトを作ります。プロジェクト名をつけて、3Dや2Dのどちらかを選んでスタートしましょう。
ステップ 2: フォルダーを作る
プロジェクトの中に「Asset」を入れるフォルダーを作ります。これで作ったものを整理しておけます。
- 例:
Assets/MyAssets
ステップ 3: Assetを作ろう
-
3Dの形を作る
GameObject
→3D Object
を選んで、Cube(四角形)やSphere(球)を作ります。これが3Dモデルです。モデルを選んで、大きさや位置を自由に調整できます。 -
絵や模様を貼る(テクスチャ)
自分で作った画像をAssetフォルダーに入れて、それを3Dモデルに貼り付けます。こうすることで、ただの四角いCubeもカラフルなオブジェクトに変わります。 -
動きをつける(スクリプト)
スクリプトというプログラムを作って、オブジェクトに動きをつけます。たとえば、オブジェクトが回転するスクリプトはこんな感じです。
using UnityEngine;
public class RotateObject : MonoBehaviour
{
public float rotationSpeed = 10f;
void Update()
{
transform.Rotate(Vector3.up * rotationSpeed * Time.deltaTime);
}
}
このスクリプトをCubeに適用すると、Cubeがくるくる回転します。
ステップ 4: Assetの設定
作ったAssetの「性質」を細かく設定できます。たとえば、物理的にどう動くか(重さやバウンドするかなど)を決めることができます。
3. 作ったAssetをエクスポートする方法
作ったAssetは他のプロジェクトでも使えるように「パッケージ」として保存できます。
ステップ 1: エクスポートするAssetを選ぶ
使いたいAssetをすべて選んで、Assets
→ Export Package
をクリックします。
ステップ 2: パッケージとして保存する
どの素材をパッケージに含めるかを選んでExport
をクリックすると、Unityパッケージファイル(.unitypackage)として保存されます。
4. Assetを他のプロジェクトで使う
作ったAssetは、他のUnityプロジェクトに「Import Package」で簡単に追加して再利用することができます。