76
86

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

マークダウンで簡単スライド作成【vscode-reveal】

Last updated at Posted at 2024-11-24

はじめに

マークダウンからスライドを作成する「vscode-reveal」の紹介です。

この記事では

  • 「実際やってみて、使いやすかった?」
  • 「真価を発揮させるには」

をご紹介します。

◆ 「導入方法」

→素晴らしき先人の記事をお読みください。

◇ 「概要を知りたい」「イメージを掴みたい」

→ こちらの公式スライドをご覧ください。

まずは感想

素晴らしいです。

マークダウンで書くことによって、思考がスムーズに流れ出てきます。

デフォルトのテーマ・デザインも秀逸ですし、アニメーションや背景のカスタマイズも(慣れれば)容易です。

「慣れれば」が鍵で、わかりにくい部分もそれなりにありました

真価を発揮させるには

本題です。簡単な内容から順番に紹介していきます。

基本的な操作(スライドの作成)はできる前提です。

先に「導入方法」記事をお読みください。

◆ ディレクトリ構成

特に指定はありません。

任意の名前で.mdファイルを作成します。

/
└─ slide.md(名称なんでも)

画像を使用する場合は、任意のディレクトリを作成すると良いかも。

/
├─ slide.md(名称なんでも)
└─ image/(名称なんでも)
   ├─ 1.png
   └─ 2.png

◇ テーマ指定

「YAML Front Matter」という記法を使用します。

---で囲んだブロックを、ファイルの最初に記述するだけです。

slide.md
---
theme: "black"
---

<!-- 以下、スライドをつくっていく -->

<用意されているテーマ一覧>

◆ YAML Front Matterで設定できるもの

slideNumber: falseなど

リンク先ではYAML Front Matterを使用していませんが
YAML Front Matterでも利用可能です。

※ただし、全て応用可能であるかは不明

◇ 自動大文字化の解除

SampleSAMPLE など、自動的に大文字になってしまう機能があります。

これを解除するには、以下の記述をします。

slide.md
<!-- 上にYAML Front Matter -->

<style type="text/css">
  .reveal h1,
  .reveal h2,
  .reveal h3,
  .reveal h4,
  .reveal h5,
  .reveal h6 {
    text-transform: none;
  }
</style>

<!-- 以下にスライド -->

<詳しくはこちら>

◆ クラスの作成・適用

  1. ファイル上部にstyleタグを記述し、classを作成できます
  2. { .class }という記法で、要素にクラスを適用できます。簡単!
<style>
  .sample {
    color: red;
  }
</style>

<!-- 以下スライド -->
# Sample

test { .sample }
color: red.sample)が適用されている
スクリーンショット 2024-11-24 9.48.08.png

◇ styleの適用

先程の{ }記法を使います。素晴らしく簡単です。

# Sample

test { style="color: yellow" }
color: yellowが適用されている
スクリーンショット 2024-11-24 9.52.28.png

<画像幅指定も可能>

![](./image/1.png) {style="width: 200px"}

<文の途中だけにスタイルを適用>

spanタグを使用します。

文章ー<span style="color:orange">強調</span>ー文章
color: orangeが適用されている
スクリーンショット 2024-11-24 10.01.35.png

◆ アニメーション

「導入方法」から引用します。

.fragmentは必須です。

.fade-outの指定は任意。指定がなければfade-inが適用されます。

---

## 効果

大きくする {.fragment .grow}

小さくする {.fragment .shrink}

フェードアウト {.fragment .fade-out}

右フェード {.fragment .fade-right}

上フェード {.fragment .fade-up}

下フェード {.fragment .fade-down}

左フェード {.fragment .fade-left}

styleの指定と組み合わせることも可能です。

大きくする {.fragment .grow style="color:red"}

◇ 上下方向のスライド

スライドの区切りを---で行うと「左右方向(通常)」
スライドの区切りを--で行うと「上下方向」のスライドになります。

---

# 1

---

# 2.1

--

# 2.2

---

◆ backgroundの画像・映像・透明度

以下の要素を組み合わせてbackgroundを指定できます。

  • コメントアウト<!-- -->
  • .slideクラス
  • data-backgroundプロパティ(画像 / .gif
  • data-background-opacityプロパティ(透明度)
<!-- .slide: data-background="./src/3.png" data-background-opacity=0.3 -->

<使用例>

---

<!-- .slide: data-background="./image/3.png" data-background-opacity=0.3 -->

# かわいい
backgroundに画像を適用できている
スクリーンショット 2024-11-24 10.12.19.png

どうしてもできなかったこと
videoの背景設定・埋め込みができませんでした。
gifで代用できましたが、変換の手間があるのが難点です。

◇ auto-animate

概要はこちらをご覧ください。

実装方法を解説します。

  • .mdで使用する場合、スライドを2枚用意するのが良さそうです
  • それぞれのスライドにdata-auto-animateを設定します
---

<!-- backgroundを設定する場合は、2スライドとも同じに設定する -->
<!-- .slide: data-background="background.png" data-auto-animate -->

# before

![](before.png)

---

<!-- .slide: data-background="background.png" data-auto-animate -->

# after

![](after.png)

なぜわかりにくいか

これを知っておくことで、調べるときの徒労を減らすことができます。

  • vscode-revealと、reveal.jsは別物
    共通部分も多いが・・・ゆえに「よりややこしい」
    また、reveal.jsの情報が多いため、vscode-reveal用に変換しなくてはいけません。

  • vscode-reveal公式サイトの出来が悪い
    リンクの設定されていないナビゲーションバーがあったり・・・


  • シンプルに情報が少ない
    諦めも肝心

本家reveal.jsについて
こちらも使ってみました。mdにも部分的に対応していますが、基本的にはhtmlで書くという印象。

htmlはタグを閉じなければいけない関係で、mdほど気持ちよく書けませんでした。

vscode-revealのほうがオススメです。

参考

76
86
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
76
86

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?