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はじめに

この記事を書くきっかけは、日々のアウトプットにかけるハードルを少しでも下げたいと考えたことです。ふとGeminiを使って記事の代筆を試してみたところ、思いのほか感触が良いことに気づきました。

そこで、同じプロンプトをChatGPT、Claude、Geminiの3つに入力し、出力される文章の傾向を比較検証してみました。

この記事は、以下のような方を想定して書いています。

  • AIを使った技術記事の執筆効率化に興味がある人
  • 記事代筆プロンプトを試しているが、しっくりくるAIが見つからない人

結論 / できたこと

当然ながら、モデルの性能の優劣よりも「自分の文章(文体)との相性」が非常に大きいです。

私の場合はGeminiの出力が一番自分の文章に馴染んだため、現在は磨き上げたプロンプトをGeminiの「Gem」として登録し、いつでも手軽に呼び出して記事の下書きを作成できる環境を構築しています。

背景

これまで「自分の特徴や文体を捉えた記事の代筆」は難しいと感じ、半分諦めていました。しかし、自分に合う執筆環境を作りたいと考え、ベースとなるプロンプトを同じ条件で各AIに投げたところ、以下のような三者三様の明確な違い(違和感)が現れました。

ChatGPT

構成案の確認を挟むことなく、いきなり本文を書き出してしまいました。出力された文章はやや冗長で、いわゆる「AIが書いた記事」特有の雰囲気が残る印象です。

Claude

構成案は出してくれたものの、内容が簡潔すぎて事前のレビュー(調整)が難しいと感じました。また、本文のセクションごとに文章が綺麗にまとまりすぎており、変にまとめずに「簡潔なセクションで全体の流れを重視する」自分にとっては、焦点が少しぼやけて見えました。

Gemini

各セクションの文章が簡潔で、自分が書いた文章として見直しても、一番違和感がありませんでした。変に飾り立てないトーンが、自分の求める出力に合致していました。

手順・内容

1. ChatGPTで文体の特徴を言語化する

まずは自分の過去の記事などを読み込ませるなどして、自分の文体の特徴やルールをChatGPTに洗い出してもらい、磨き上げました。客観的に自分の文章の癖をプロンプトに落とし込む作業です。

2. プロンプトのルールを微調整する

実際に出力された内容を見ながら、プロンプトの指示を細かく調整しました。
例えば、出力に意図のない数字が増えてしまったため、以下の制約を追加しました。

「数字を出すときは、意図を持って出すこと。その数字によって説得力が増したり、示唆するものがあれば活用する。闇雲に数字を記載することは、その意図をぼやけさせるもので、危険」

3. Geminiで「Gem」として実装する

一番相性の良かったGeminiの機能(Gem)に、調整したプロンプトを登録しました。

項目 内容
登録先 Gemini(Gem機能)
目的 毎回長いプロンプトを入力する手間を省き、呼び出しを楽にするため
運用の流れ テーマや材料を渡すだけで、自分の文体に沿った下書きの構成案・本文がスムーズに出力される

ハマったところ / 注意点

タイトルが冗長になりがち

Geminiは本文の馴染みは良いのですが、強いて言えば出力される記事のタイトルが少し冗長(いかにもAIが作ったような雰囲気)になりやすい傾向があります。ただし、これはタイトルだけ手動で手直しすれば十分に運用できる範囲です。

ファクトチェックと手修正は必須

当然ですが、AIが生成した技術的な内容に対するファクトチェックは欠かせません。また、完全に自分の言葉になるわけではないため、細かい言い回しの違和感などは最後に自分の手作業で修正する必要があります。「100%を求めて丸投げする」のではなく、「なじむ下書きを作ってもらう」という割り切りが必要です。

おわりに

自分の特徴を捉えた代筆は難しいと諦めていましたが、モデルを変えることで自分に合うものが見つかりました。

「AIの代筆がどうもしっくりこない」と感じている方も、モデルごとの特色やプロンプトの組み合わせを変えることで、自分に馴染む相棒が見つかるかもしれません。色々なモデルを試してみることをおすすめします。

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