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WSL2上のUbuntuを使いやすいようにカスタマイズする

Last updated at Posted at 2021-10-04

概要

WSL2上へ導入したUbuntuについて、使いやすいようにカスタマイズする。

(Windows 10環境へのWSL2導入手順は、こちらをご参照。)

環境

  • OS : Windows 10 Home
    • WSL2ディストリビューション:Ubuntu 20.04 LTS
    • Tera Term:Version 4.106

実施手順

プロンプトの表示を恒久的に変更

既定では、プロンプトの表示がやたらと長ったらしいので、シンプルに「$」だけが表示されるように変更する。

プロンプト変更前・変更後
# 変更前
<user_name>@<host_name>:<current_path>$ 

# 変更後
$ 

手順は、以下の通り。

まず、Ubuntu上で以下のコマンドを実行して、bashrcファイルの編集画面を起動する。

実行コマンド
$ vi .bashrc

起動した編集画面にて、ファイルの末尾に下記内容を追記し、上書き保存する。

追記内容
export PS1="\$ "

以下のコマンドを実行して、bashrcに記載した内容を反映させる。

実行コマンド
$ source .bashrc

デフォルトのエディタをvimに変更

「visudo」コマンドなどで既定で起動するエディタがnanoになっていたため、vimに変更したい。

そのために、Ubuntu上で以下のコマンドを実行する。

実行コマンド及び実行結果例
$ sudo update-alternatives --set editor /usr/bin/vim.basic
update-alternatives: using /usr/bin/vim.basic to provide /usr/bin/editor (editor) in manual mode

sudo実行時のパスワード認証を無効化

これも、いちいち鬱陶しいので無効化する。

以下のコマンドを実行し、sudoersファイルの編集画面を起動する。

実行コマンド
$ sudo visudo

起動したsudoersファイルにて、以下内容を追記し、上書き保存する。

追記内容
[設定対象のユーザ名] ALL=NOPASSWD: ALL

パスワード認証によるssh接続設定

WSL2環境にteraterm経由で接続したいため、そのための設定を行う。

まず、ssh接続の際のパスワード認証を有効化するため、以下のコマンドを順に実行する。

実行コマンド
# sshd_configが格納されているディレクトリへ移動
$ cd /etc/ssh

# sshd_configのバックアップを取得
$ sudo cp sshd_config sshd_config_bk_`date +%Y%m%d`

# sshd_configの編集画面の起動
$ sudo vi sshd_config

sshd_configの記載を以下の通り修正し、上書き保存する。

修正内容
# 修正前
PasswordAuthentication no

# 修正後
PasswordAuthentication yes

以下のコマンドを実行して、変更箇所を表示する。

実行コマンド及び出力内容例
# 変更箇所を表示
$ diff sshd_config sshd_config_bk_`date +%Y%m%d`
58c58
< PasswordAuthentication yes
---
> PasswordAuthentication no

次に、ホスト認証鍵を作成するため、以下のコマンドを実行する。

実行コマンド及び出力内容例
$ sudo ssh-keygen -A
ssh-keygen: generating new host keys: DSA

最後に、以下のコマンドを実行して、sshサービスを再起動する。

実行コマンド及び出力内容例
$ sudo service ssh restart
 * Restarting OpenBSD Secure Shell server sshd  

これで事前設定は完了。

取得した情報を使って、teraterm にて接続を実行する。

設定項目 設定内容
ホスト localhost
ユーザ名 [Ubuntuのインストール時に作成したユーザ名]
パスフレーズ [上記ユーザのパスワード]

そうすると、以下の通り接続ができた。

20211004_teraterm.JPG

今後やりたいこと

  • 他にも設定を変更しておいたほうがいい内容を見つけたら、この記事に追記していく。

参考文献

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