Project Bobのトライアルが始まりました!
この前のイベントでIBM Bob(Project Bob)発表されました。そんなBobですが、Early Access(アーリーアクセス) が始まったので、実際に触ってみました。
この記事では、
-
IBM Bob とは
-
トライアル(アーリーアクセス)の参加方法
-
実際に触ってみた
を、まとめます。
IBM Bobとは
簡単にいうと、AI コードアシスタントです。
一般的な AI コーディング支援ツール、Copilot/Cursorなどとは異なり、
RPG / COBOL / CLなどIBM i 特有の文法・文化・設計思想も前提として設計されている点が最大の特徴です。精度高くRPGの仕様書の理解、コードの生成、FFRPGへの変換などもできちゃうのです!
すでにデモ動画が色々出ておりまして、実際に見てみてください。
色々できます👇🏻
日本語のBobのデモ動画たち
RPG Ⅱを理解して、ドキュメント生成させて、FF RPGに変換するデモがありました。すごい。
トライアル(アーリーアクセス)の参加方法
⭐️ここから登録します⭐️
無料なのでみんな登録してください!!!!
サイトに登録すると2-3日後に、Ask bobからこんなメールが届くので
w3IDでログインして、自分のPCにあったファイルをダウンロードします。

これで終わり!
VS code IDEを選択したので、VS codeと同じ感覚で使えます、code for i も入れてみたけど、普通に使えました。
違いといえば真ん中と右側にBobがいるぐらい。

クリスマスで可愛い~💖
Bob-Shellのインストール方法
IDEのインストールは以上ですが、Bob-Shellのインストール方法についてリクエストがあったので書きます。
前提条件
- 対象 OS:Windows / macOS
- 必須要件:Node.js v22.15 以上
※ Bob-Shell は Node.js 上で動作するため、事前に Node.js の確認が必要です。
※ Node.js をインストールすると通常は npm も同時にインストールされますが、Bob-Shell のインストールにおいてnpmを直接操作する必要はありません。
1. Node.js のバージョン確認
Windows / mac共通
node -v
- v22.15.x 以上 → 3.でbob-shell導入
- command not found / バージョンが古い → Node.js のインストールが必要です
2. Node.js のインストール
Windows
winget install OpenJS.NodeJS.LTS
インストール後、PowerShell を再起動し、以下で確認してください。
node -v
mac
Homebrew 未導入の場合はHomebrewを入れる(これはネットで調べてください)
その後以下コマンドを実行
brew install node
確認:
node -v
3.Bob-shell導入
windows
powershell -ep Bypass 'irm -Uri "https://s3.us-south.cloud-object-storage.appdomain.cloud/bobshell/install-bobshell.ps1" | iex'
mac
curl -s https://s3.us-south.cloud-object-storage.appdomain.cloud/bobshell/install-bobshell.sh | bash
インストール確認(共通)
bob -v
4.Bob-shell起動
windows/mac共通
bob
Bobの使い方概要
Askモードで「各モードの使い分け」について聞いてみた。日本語で普通に使える。

Bob曰くこうやってモードは使い分けるらしい
IBM Bob モード早見表
📝 Plan → 設計・計画を立てる時
💻 Code → コードを書く・修正する時
🛠️ Advanced → 複雑なコード変更をする時
❓ Ask → 質問・説明を聞きたい時(現在のモード)
✍️ Documentation Writer → ドキュメントを書く時
✍️ Mode Writer → 新しいモードを作る時
使い方わからなくなったら、Bobに直接聞くのが早い。
Auto-approval disabledにしておけば、アクセスするファイルへの制限もかけられる。
触ってみる
日本語のBobのデモ動画たちにRPG系は色々あるので私はILE COBOLについてコード説明してもらいます!
コード説明
/Users/sakura_koga/sakura_koga/IBM i/qrpgcblsrc/iphcblsrc.cblのコードを説明してもらいました。
仕様書生成
左側にmarkdown形式で仕様書が作成されます。ざっと読んだ感じ内容あってるし、変な日本語もないです。

フロー図も作成してもらった。Mermaidという、テキストベースの図を作画できるツールを使いました。
「構成図を Mermaid で書いて」と言えばやってくれます。

git commitした時の差分チェックも勝手にやってくれようとしました!賢い〜!
BobはローカルPCにいるファイルのみアクセス可能(2025/12月時点)
code for i入れたので、IBM i 上のソースを直接みに行けるか挑戦

code for i が問題なく接続できたのでもしかしていける、、、?と思ったら行けませんでした😔

リモートシステム上ファイルに直接アクセスはまだできないようです、IFSにコピーしたものも同じ回答でした。
取り急ぎ触ってみた記事でした、もう少し複雑なことやらせてみたいです。
ちなみに
この記事のドラフトもBobに書いてもらいました。










