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IBM i駆け出し日記:PTF/TRをIBM iに適用する-仮想ディスクからあててみる編-

Last updated at Posted at 2023-12-06

PTFを実際にあててみる

前回の記事IBM i駆け出し日記:PTF/TRをIBM iに適用する-Fix Centralからダウンロード編-ではIBM iの区画にPTFをダウンロードし、イメージを配置するところまでやりました。
そのPTFをIBM iの区画に適用させます。

操作手順

前提

IBM i区画のIFS配下にPTFのイメージを配置しいてください。
今回はIFS配下の/CUMにイメージを置きました。

またPTFの適用作業をする際は、通常モードでIPLを実施しておいてください。
この画面は手動モードのスクリーンショットですが、キーロック位置を「通常」を選択してIPLを実施します。
LANコンソールの場合もコントロールパネルで通常モードに上げておいてください。
image.png

仮想光ディスク装置の作成

以下のコマンドで仮想ディスクを作成します。

CRTDEVOPT DEVD(OPTVRT01) RSRCNAME(*VRT) TYPE(*RSRCNAME) LCLINTNETA(*N)

image.png

ディスクを活動状態にする

作成した仮想ディスクOPTVRT01を使用できる状態にします。

WRKDEVD

対象のディスクを探してオプション8を選択します。
png 2023-12-06 15.50.22.png
オフになっているのでオプション1を押します。
png 2023-12-06 15.50.26.png
状況に活動状態と表示されればOKです。
png 2023-12-06 15.50.32.png

イメージカタログの作成

WRKIMGCLG

名前を入れて1でEnterを押します
png 2023-12-06 14.39.28.png
PTFのイメージがあるディレクトリを指定します。
png 2023-12-06 14.43.29.png

作成したイメージカタログにPTFイメージを追加する

WRKIMGCLG

上記コマンドをもう一度入力して、CUMの欄でオプション12を入れます。
image.png
オプション1を入力します
png 2023-12-06 15.24.48.png
F9で詳細キーを表示して、FROMイメージファイル項目に/CUMにあるPTFイメージを1つずつ追加します。
png 2023-12-06 15.24.57.png
追加が終わるとこんな表示に。
png 2023-12-06 15.25.15.png

ディスクをマウントする

項目の処理でオプション8をおしてカタログをロードします。
png 2023-12-06 15.34.14.png
ロードされるとこのような表示になります。
png 2023-12-06 15.35.22.png
イメージカタログが/CUMに複数ある場合、作成したイメージカタログにPTFイメージを追加する~ディスクをマウントするを繰り返し全部ロードします。
終えると以下のように複数のロードされたイメージファイルが表示されます。
image.png

ディスクを読み込ませる

以上全ての操作を終え、再度以下のコマンドで操作します。

WRKIMGCLG

ディスクが以下になっていることを確認してください。

  • 状況:作動可
  • 装置状況:活動中

png 2023-12-06 16.01.14.png

GO PTF

上記コマンドを入力したら8を押します。

今回は累積やグループPTFを当てるので8番で行います。
個別のPTFを適用する場合は1番(LODPTF)および2番(APYPTF)を使用ください。

image.png
装置にOPTVRT01を指定します。
ロードが始まり、ディスクの読み込みが終わったらIPLがかかります。
image.png

導入の確認

WRKPTFGRP

上記コマンドでPTFが導入済みになっていれば導入終了です。
image.png

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