Navigator for iとは
IBM i システムの監視と管理のをGUIでできるようにするWeb ベースのインターフェースです。
IBM i の標準機能として提供されているので、追加オプションを購入することなく使用できます。
個人的に実行管理機能が、コマンド無しにGUIで見られるのは大変嬉しい、、
これ以外にも色々できます、、、初心者にとって優しい、、
ちなみに新しいNavigator for iにはインターフェースの改良による操作性向上、複数システムの管理、IBM i サービス (SQLベース) での情報取得が新機能と追加されています。
どこから使うの?
以下の URL でアクセスする。
http://[hostname or IPアドレス]:2002/Navigator
IBM iにサインオンする際のユーザーネームとパスワードを用います。
サインオン後の画面
サインオンすると対象ノードが表示されますので、ダブルクリックします
ダブルクリックすると、メイン画面にはCPU, システムASP 使用率のグラフが表示され、左側にタスクメニューのアイコンがあるホームページが表示されます。
現行システムの状況を見る
システム状況
システム・タスクのシステム状況は、システムのCPU、メモリー、ディスクやジョブの状況を1つの画面で確認することが可能です。左のメニューの「システム」から「システム状況」を選択します。
CPU、メモリー、ディスク、ジョブ等の情報は、それぞれがブロックとなって表示されます。
アクティブジョブ
実行管理機能タスクから「アクティブ・ジョブ」を実行することで、アクティブ・ジョブの一覧が表示されます。
このように5250画面から WRKACTJOBコマンドを実行した時と同様な情報が表示されます。
またWRKACTJOBコマンドにない機能として、「ジョブ待機データの調査」があります。
こんな感じで各ジョブがどんな感じで使用されているのか見ることができます。
このように、IBM Navigator for i のアクティブ・ジョブから、簡易的にパフォーマンス状況を調査することができるようになります!
NVMe情報の表示
Power10では、システムの内蔵ディスクはNVMeのみです。
NVMe の情報、特に書き込み限界や温度などの情報を確認したいとき、5250エミュレーターのディスク関連コマンドは、NVMe固有の情報には対応していないんですよね、、
(書き込み限界を超えるとディスク交換しないといけない)
そこでIBM Navigator for iを使えば、NVMe 固有の情報の確認可能ができます。
上の画像のように、NVMe デバイスの書き込み限界は、Life Remaining (%) カラムで確認できます。
こんな感じでGUIでパフォーマンス状況が見られるのはいいですよね。
標準機能で使えるものなのでぜひ使ってみてください~(^o^)