背景
我が家では買い物リストとしてWunderlistを使っています。
いえ、使っていま「した」…。
そう、Wunderlistは2020年5月にサービス終了することが決定し、
後継サービスであるMicrosoftToDo(以下、ToDo)に移行することになったのです!
ただ、後継サービスといっても全く同じサービス内容ではなく…
特に我が家が重宝していた機能「メールでのタスク投稿」ができなくなりました。
IFTTTではGoogleAssistantとWunderlistと直接連携することができなかったため、
GoogleHome経由でWunderlistにメールを送り、お買い物リストにタスクを追加していました。
メールによるタスク登録機能がなくなり、焦ってIFTTTを見てみたところ…
やっぱりToDoもサービス連携がないじゃないですか!1
実現したいこと
- GoogleHomeに「お買い物、~」と言ったら、ToDoにタスクとして追加される
- タスクはToDoの家族共有の「お買い物リスト」に追加される
方法
連携サービス | TriggerApp | ActionApp |
---|---|---|
IFTTT | GoogleAssistant | Slack |
Zapier | Slack | ToDo |
IFTTTを使ってGoogleAssistantからslackにタスクを投稿し、Zapierを使ってslackからToDoにタスクを投稿しました。2 |
IFTTTの設定
thisにGoogleAssistant、thatにSlackを設定します。
slackはもともと家族でひとつワークスペースを持っていたので、そこに新たにチャンネルを追加しました。
-
thisの設定はこちらの記事をご参照ください。
-
SaveしてConnectして、テストします。
次のZapierでのテストデータにもなるので何か適当なアイテムを投稿しておきます。
Zapierの設定
アプリ連携サービスってIFTTTしか使ったことなかったんですが、今回ToDoとの連携が可能なZapierを使用しました。
When this happens …
- Choose App & Eventsでアプリと何をきっかけにするのかを設定します。
- Choose AccountでSlackのアカウントを選び、アプリ連携の承認をします。
- Customize Message Postedでチャンネルとボットに対応するか否かを選択します。IFTTTからの投稿になるので「yes」にしました。
- Find Dataで先ほどIFTTTを使って投稿しておいたMessageを選択します。
Do this …
- Choose App & Eventsでアプリと何を実行するのかを設定します。
- slackと同様ToDoのアカウントを選びます。
- Customize TaskでTaskのタイトルにSlackの投稿のどの情報を入れるのか、どのリストに入れるのかを選択します。この時選択できるのは自分が所有者になっているリストのみなので、共有リストを使用したい場合は設定者=所有者になっておく必要があります。
- Send Dataでテストを行って、うまくいけば完了です!(下はうまくいった後の画面です)
結果
- GoogleHomeに「ねえグーグル、お買い物、いちごジャム」と言うと、Slackに「いちごジャム」という投稿がされ、ToDoの買い物リストの一番上に「いちごジャム」が追加されるようになりました。普通にタスクを追加すると、一番下に追加されるので不思議です。しかし、個人的には上に追加してほしかったので嬉しい!
- 一度Slackを見に行くためか、処理はちょっと遅めです。でも、買い物するときに入っていればいいので十分です。
補足
- 最初はWebhookを介して連携させる仕組みを作ったのですが、ZapierではWebhookはpremium機能らしく、トライアル期間が終わるとサービスが停止されてしまいました…。というわけで、フリープランのまま使えそうなやり方に切り替えました。