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【AWS】同一VPN内のLambdaからRDSへ接続を行う

Last updated at Posted at 2021-11-16

はじめに

Lambda関数からRDSデータベースへ接続を行う機会があり、
その際に実装を行った方法について、備忘録として記載します。

前提
 ・RDSデータベースの作成・設定済みとする。
 ・本記事では、下記の赤矢印①〜②の実装方法について記載する。
lambda_rds_1.png

目次

1. Lambda関数の作成
2. Lambda関数のソースコード実装
3. IAMロールの設定
4. Lambda関数のVPC設定
(おまけ)Lambda関数のテスト実行

1. Lambda関数の作成

Lambda(関数)のコンソール画面から下記の設定値でLambda関数を作成する。

設定項目 設定値
以下のいずれかのオプションを選択して、関数を作成します。 一から作成
関数名 任意の値
ランタイム Python 3.8
アーキテクチャ x86_64
実行ロール 基本的な Lambda アクセス権限で新しいロールを作成 ※

※「3. IAMロールの設定」にて、自動作成されるIAMロールの設定を変更するため、ロール名をメモしておく。
lambda_rds_2.png

2. Lambda関数のソースコード実装

2-1. PyMySQLライブラリのインストール

※PyMySQL:データベース接続に使用するライブラリ
※PyMySQLライブラリのインストール手順は、下記のサイトを参考にしている。
https://teratail.com/questions/269811

ローカルPCのコマンドラインにて、下記の手順でLambda関数へアップロードするzipファイルを作成する。

# 作業用フォルダを作成
mkdir lambda
cd lambda

# 作業用フォルダ内にpymysqlをインストール
pip3 install pymysql -t .

# 空のlambda_function.pyを作成
vi lambda_function.py

# Lambda関数へアップロードするzipファイルを作成
zip -r app.zip *

2-2. zipファイル(PyMySQLライブラリ)のアップロード

1にて作成したLambda関数のコンソール画面にて、「アップロード元」プルダウンから2-1で作成したzipファイルをアップロードする。
lambda_rds_3.png

2-3. ソースコード実装

1にて作成したLambda関数のコンソール画面にて、下記の内容を参考にデータベース接続処理を実装する。

lambda_function.py
import pymysql

def lambda_handler(event, context):
	try:
		# パラメータ設定
		rds_host = [接続するRDSのエンドポイント]
		db_name = [接続するデータベースのデータベース名]
		db_username = [接続するデータベースのユーザー名]
		db_password = [接続するデータベースのパスワード]
		
		# RDSデータベースへ接続
		conn = pymysql.connect(
	    	host = rds_host, 
	    	user = db_username, 
	    	passwd = db_password, 
	    	db = db_name, 
	    	connect_timeout = 5,
	    	cursorclass = pymysql.cursors.DictCursor)
	    
		with conn.cursor() as cur:
			# クエリ文作成
			sql_select = "select item"
			sql_from = " from " + db_name + ".t_table"
			sql_where = ""
			query = sql_select + sql_from + sql_where
			# クエリ文実行
			cur.execute(query)
			data = cur.fetchall()
			
		# 取得結果を返却
		return data
	    
	except Exception as e:
		# エラー
		print(e)

3. IAMロールの設定

デフォルトのIAMロールでは、VPCの設定権限がないため、権限設定を行う。

IAM(ロール)のコンソール画面にて、1で自動作成されたロールを選択する。
「ポリシーをアタッチします」ボタンを押下し、「AWSLambdaVPCAccessExecutionRole」ポリシーを追加する。

4. Lambda関数のVPC設定

1にて作成したLambda関数のコンソール画面にて、下記の設定値でVPCの設定を行う。
※保存ボタン押下後、VPCの設定変更に少し時間がかかる。
lambda_rds_4.png

設定項目 設定値
VPC 接続するRDSに設定しているVPC
サブネット 接続するRDSに設定しているサブネット
セキュリティグループ 接続するRDSに設定しているセキュリティグループ

(おまけ)Lambda関数のテスト実行

1にて作成したLambda関数のコンソール画面にて、正常にデータベース接続ができているかテスト実行することができる。

「テスト」タブにて、適当な名前を入力し、「変更を保存」→「テスト」ボタン押下でテスト実行する。
また、実行時にリクエストパラメータが必要な場合は、下部のテキスト入力欄に キーと値をJSON形式で入力することで設定することができる。
lambda_rds_5.png

参考

AWSのlambdaからRDS(Aurora Mysql)に接続したい
RDS インスタンスに接続するように Lambda 関数を設定する方法を教えてください。
チュートリアル: Amazon VPC の Amazon RDS にアクセスする Lambda 関数の設定
Lambda から RDS にアクセスする方法 (python)

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