はじめに
VSCodeで利用可能なAIアシスタント「GitHub Copilot」は、開発者の作業を効率化する強力なツールです。
「GitHub Copilot」は2022年6月から個人向けサブスクリプションが開始され、私も2022年8月から契約して日々活用しています。
GitHub Copilot の概要
2023年12月には、自然言語を使って、コードの生成、脆弱性の検出、単体テストの作成などを依頼できる「GitHub Copilot Chat」も一般提供が開始され、開発者がより簡単かつ迅速にコードを書くことができるようになっています。
GitHub Copilot Chat について
ここでは、VSCodeで「GitHub Copilot」や「GitHub Copilot Chat」を活用する人が増えている一方で、上手く使えなかった事例と解決策を紹介していきます。
Visual Studio Codeで「GitHub Copilot Chat」が有効にならない
私はIndividualsプランで「GitHub Copilot」を利用しています。
GitHub Copilot Individual サブスクリプションを持つすべてのユーザーは、VSCode および Visual Studio の GitHub Copilot Chat にアクセスできます。
と公式で案内されていますので、VSCodeで以下2つの拡張機能をインストールすると良いです。
- GitHub Copilot
- GitHub Copilot Chat
拡張機能をインストールして、Individualsプランを契約しているGitHubアカウントでログインすると、ChatタブでGitHub Copilot Chat が使えるはず・・・なのですが、使えませんでした。
状況としては、「Get started withGitHub Copilot」というテキストの下に、「Start 30-day Free Trial」というボタンが表示されていました。
指示に従って「Start 30-day Free Trial」というボタンをクリックすると、[GitHub Copilot}(https://github.com/settings/copilot)ページに遷移して、You have an active Copilot subscription.
と書いているのですね。
アクティブなサブスクリプションを持っているのに、フリートライアル???はい、訳がわかりません。
原因と解決策
私の場合、VSCodeでGitHubの複数アカウントにログインしていて、片方は「GitHub Copilot」を利用できないアカウントでした。
- アカウント1: GitHub Copilot Individual サブスクリプションありの個人アカウント
- アカウント2: GitHub Copilot Individual サブスクリプションなしの組織アカウント
VSCodeには、ユーザーが複数のアカウントでサインインしている場合、間違った GitHub アカウントが選択される場合がある不具合があるらしく、これが原因でした。
Github Copilot拡張機能で使用されているのと同じアカウント1だけでサインインするようにすると、無事GitHub Copilot Chatを使うことができるようになりました。
やったぜ🥳
他にも、VSCodeとVSCode Insidersでアカウントを使い分けるようにするなど、解決策は色々あるようです。
根本的にGitHubとVSCodeのアカウント管理の連携がうまくいっていないらしく、今後、改善されるなど状況変わるかもしれません。
最後に
今回、vscode copilotのリポジトリで質問して、同じ悩みを持つ人がヒントをくれたり、親切な人が関連するissueを教えてくれて、解決に至りました。
AIに表題の質問を投げかけると、いくつかの表面的な回答とGitHub Copilot Chatのコミュニティに参加することで、他のユーザーと情報交換したり、問題解決のヒントを得ることができます。
という提案を出力しました。
わからないときはAIに聞くだけではなく、思い切って人に聞く力や勇気も必要だなと改めて感じた次第です。