#はじめに
AWSのロードバランサーはマネージドサービスですが、AWSに任せっきりでいいの?という方向けに
運用する際に注意すべきこと、監視すべき項目をまとめました。
#目次
1.cloudwatchで監視すべき項目
2.スパイクトラフィックがある場合の対応
3.トラブルシューティング
#1.cloudwatchで監視すべき項目
特に見るべき項目をピックアップしています。
項目 | 説明 |
---|---|
HTTPCode_ELB_5XX | LBが生成したHTTPステータスが5XXの数。インスタンスまで転送されずにエラーとなっているため、発生しているエラーを調査する必要があります。 |
SurgeQueueLength | healthyなインスタンスへの転送がPending中のリクエスト数。キューの最大長は1024 |
SpillOverCount | 前述のSurgeQueueがフルのためリクエスト転送に失敗したリクエスト数 |
#2.スパイクトラフィックがある場合の対応
AWSのLBはトラフィック量に合わせて徐々にスケールします。
そのため、スパイク的なトラフィックが発生した場合(目安10倍のトラフィック)エラーとなります。
対策としてAWS-Supportへ暖気申請(Pre-warming)を行います。
#3.トラブルシューティング
HTTP 503 Unavailableが発生する場合
healthyなインスタンスがあるか調査します。
HTTP 504 Gateway Timeoutが発生する場合
EC2のweb(Apache/Nginx等)でkeep-aliveを設定している場合は
LBのidle timeout > keep-aliveになっているかを確認します。
###終わりに
間違い等ありましたらご指摘のほどよろしくお願い致します。