1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Databricks Free Edition のサインアップと Databricks 接続を使用した簡単な CDI マッピングの作成

Last updated at Posted at 2025-10-30

はじめに

本記事では、Databricks にサインアップし、Intelligent Data Management Cloud (IDMC) の Cloud Data Integration (CDI) で Databricks 接続を使用した簡単なマッピングを作成する手順を説明します。

  • 本記事は、2025年10月時点の情報を元に作成しました。各サービスのアップデートによって、画面や設定内容が変わる可能性があります。
  • 本記事では、Databricks の無償プランである Databricks Free Edition を使用します。

Databricks Free Edition

2025年6月に発表された Databricks の無料版です。機能やサポートに制限があり、非営利目的のみで利用できます。詳細は Databricks 社のサイトを参照してください。

CDI マッピング

ここでは次のような簡単なマッピングを作成し、マッピングタスクから実行します。

  • Databricks に標準で用意されているスキーマをソースとして使用します。
  • テーブルのデータをそのまま、フラットファイル接続を使用して新規テキストファイルに出力します。

手順

Databricks Free Edition のサインアップ

https://www.databricks.com/jp/learn/free-edition にアクセスし、「無料版にサインアップ」を押します。
2025-10-29_17h06_11.png

任意の方法でサインアップします。ここでは、メールアドレスを使用します。
2025-10-29_17h06_47.png

メールアドレスに送信された認証コードを入力します。
image.png

アカウント名や拠点を入力・選択します。
image.png

簡単なパズルを解きます。
2025-10-29_17h08_08.png

アカウントの作成完了まで、少し待ちます。
2025-10-29_17h08_45.png

アカウントが作成されると、ワークスペースが開きます。
2025-10-29_17h10_58.png

右上のユーザーアイコン -> Settings -> Preferences で、表示言語を選択できます。
image.png

次回以降は、Databricks 社のサイト https://www.databricks.com/jp の画面上から「ログイン」を押すことで、ワークスペースにログインできます。

パーソナルアクセストークンの取得

右上のユーザーアイコン -> 「設定」 -> 「開発者」を開き、「アクセストークン」の「管理」を押します。
image.png

「新規トークンを作成」を押します。
2025-10-29_17h23_24.png

コメントを入力し、存続期間 (最大 730 日) を指定して「生成」を押します。
2025-10-29_17h25_01.png

生成されたトークンをコピーします。
image.png

SQL ウェアハウスの JDBC URL の確認

Databricks ワークスペース -> 「SQLウェアハウス」 -> 「接続の詳細」タブを開きます。「JDBCのURL」をコピーします。
image.png

カタログとデータベースの確認

ここでは、標準で用意されているサンプルのカタログ samples とデータベース bakehouse を使用します。
image.png

Databricks 接続の作成

IDMC で「管理者」を開きます。「接続」で画面右上の「新しい接続」を押します。次の値を入力または選択します。

  • 接続名
  • タイプ (Databricks)
  • ランタイム環境
  • SQL Warehouse JDBC URL (コピーした JDBC URL)
  • Databricks Token (コピーしたパーソナルアクセストークン)
  • Catalog Name (ここでは samples)
  • Database (ここでは bakehouse)

接続テストを行い、成功することを確認します。
image.png

マッピングとマッピングタスクの作成

IDMC で CDI を開きます。新規マッピングを作成します。
ソーストランスフォーメーションで Databricks 接続を選択し、オブジェクトタイプ「単一オブジェクト」でオブジェクトを選択します。ここでは、bakehouse 内のテーブル sales_customers を選択します。
2025-10-29_17h42_13.png
2025-10-29_17h43_41.png

ターゲットトランスフォーメーションでフラットファイル接続を選択し、オブジェクトタイプ「単一オブジェクト」でオブジェクトとして新規ファイルを選択します。
2025-10-29_17h43_55.png

マッピングタスクを作成します。ここでは、名前を入力してマッピングとランタイム環境を選択したのみで、オプションは変更していません。
image.png

マッピングタスクの実行

マッピングタスクを実行します。300 行のレコードが出力されました。
image.png

ターゲットトランスフォーメーションで指定したテキストファイルに、次のようなデータが出力されました。
2025-10-29_17h52_04.png

最後に

本記事では、Databricks Free Edition をサインアップし、Databricks 接続を使用した簡単なマッピングの作成例を説明しました。接続やマッピング等のアセットは、実際のご要件に応じて構成してください。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?