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新入社員がACE合格のためにGoogle Cloudを勉強するお話

Last updated at Posted at 2025-12-19

NTTテクノクロスの小島です。
今回、NTTテクノクロス Advent Calendar 2025 の12月20日を担当させていただきます。

はじめに

本記事は、Goolge Cloudの認定試験、ACE(Associate Cloud Engineer)合格するために行なっている勉強の進め方や知識を、体験記的に書いております。
資格を持っていない、ネットワークの知識が少ないといった、本当の意味での初心者の方向けの記事です。

私の背景

私は、情報系の大学・大学院を出ております。が実践経験もなく、大した知識は持っていません。
4月に入社し、7月の中旬からGoogle Cloudを用いたプロジェクトの開発チームに配属となりました。しかし、進行中のプロジェクトに入っており、コーディングが主な業務であるため、Google Cloudにほとんど触れない業務をしています。
また、情報系の資格についても一つも取得していません。
ACEの合格自体、業務で関わっているため、取得してみようという先輩からの一声で合格を目指し始めました。
そのため、ACEよりも基本の資格である、Cloud Digital Leader | Learn | Google Cloudに関しては触れません。(というか、勉強をし始めて存在を知りました)

私は、12月現在、ACE未取得の状況であるため、取得したら更新します。

目次

  1. 勉強の進め方
  2. 始めた時の壁
  3. 現状の壁
  4. 知識共有

勉強の進め方

現状の勉強資材は以下です。

  • UdemyBissiness(講義+ハンズオン形式の動画)
  • ACE用の問題集
  • 公式ドキュメントや技術ブログ(詳しい知識取得)
  • Google Gemini(わからないことを教えてくれる先生)

私は、本などのドキュメントを読み続けるのは苦手な人なので、動画媒体で勉強したいというモチベーションからUdemyを使用しています。

下記の動画は、全体概要を知るためにも使用し、初学者が見ても分かりやすい、ちょうど良い難易度でした。

受講したUdemyの動画
Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer(ACE)合格コース

問題集は、どのような問題が出るのか、どんなところをフォーカスして勉強をしたら良いのかを掴むために使用しています。問題集は、Udemyや書籍等、色々あります。使いやすいものを使用してみましょう。

Google Geminiは何かわからないことがあった時に、聞いています。同じGoogleのサービスなので?、ChatGPTよりも良い感覚です。(単純な好みもありますが...)

公式サイトには、認定試験についてまとめられています。Associate Cloud Engineer 認定資格 | Learn
どのような問題が出るのかという他、ハンズオンについての案内や、模擬試験というものも公開されています。最終的には、こちらの模擬試験を使用する予定です。

始めた時の壁

最初期

一旦、どんな問題を解くのだろうかと、問題集を開いてみたのですが...
信じられないくらい、わからない単語が並んでいて、まるで外国語。
(実際、半分が英語みたいなものですが(笑))
特に、サービス名がどんなものかわからないと、解けないと感じました。まずは、「こんなサービスがあるんだな」を知るために、Udemyの動画にて、概要把握を行いました。

Udemy視聴後

この後、もう一回問題を解いてみるが、まだ、わからない。
サービス名だということはわかるが、どんなことができるのかが分からない。

公式ドキュメントを読む

Geminiを使いながら、実際にそのサービスでどんなことができるのかを、詳しく知る作業を行いました。

特に、

  • コンピューター系
  • ネットワーク系
  • データベース系

の3つのサービスを重点的に始めました。
この時、重要なのが、ベストプラクティスの考え方を持ちながら勉強をすることだと思います。問題集でも、ベストプラクティスを選択する問題がほとんどです。オーバースペックで無駄な料金がかかることはNGなので、料金や可用性などに着目し、どんなことができるかを考えながら勉強を進めました。

現状の壁

もう一度問題を解いて見た

「おー、前回よりは読めるぞー。まだ覚えてないけど、やっぱりサービスを判断する境界が大事だな…」
といった感覚を掴むことができました。
しかし、問題の傾向として、現状オンプレミスで動いているサービスを、Google Cloudに移行するといったものが出るのですが、これがわからない。
なんといっても、現状で使われているサービスの状態などがわからないわけです。
これは、根本の知識が足りない。特にネットワークが難しい。ということに気が付きました。

というわけで、基礎勉強

回り回っていますが、基礎勉強を始めました。なんとなく知っているだけでは、問題設定で置かれている環境がわからないため、知識として詰め込む作業を始めました。人によって必要な基礎勉強の量は違うと思いますが、私はその都度調べるという方針で行っています。

知識共有

ここからは、初学者の私が必要だと感じている最低限の知識と、サービスについてまとめた一例を共有します。

基礎知識(カタカナ語・技術用語集)

以下はGeminiに作ってもらった表です。知っておくと、文章が圧倒的に読みやすくなります。
日々業務で聞くものもあれば、Google Cloudの勉強の中で出会った言葉も多く存在しています。

カタカナ語 / 英語表記 日本語での分かりやすい表現 概要・補足
レイテンシ (Latency) 遅延時間 / 待ち時間 データが送信されてから相手に届くまでの時間。短いほど高速で快適。
スループット (Throughput) 処理能力 / データ転送量 単位時間あたりに処理できるデータの量や、転送できるデータ量。
スケールアップ (Scale Up) 性能向上 / 垂直拡張 サーバーやインスタンスの CPU やメモリを増やして性能を高めること。
スケールアウト (Scale Out) 台数増加 / 水平拡張 サーバーやインスタンスの数を増やして処理能力を高めること。
オートスケーリング (Autoscaling) 自動負荷分散 / 自動拡張・縮小 負荷に応じて自動的にインスタンス数を増減させる機能。
スポット VM (Spot VM)(プリエンプティブ VM (Preemptible VM)) 中断可能性のあるVM 料金が安価な代わりに、GCPのシステム状況によって突然停止する可能性がある仮想マシン。バッチ処理などに利用。
デプロイ (Deploy) 配備 / 展開 作成したアプリケーションやシステムを、実際に動作させる環境に配置し、利用可能な状態にすること。
ロードバランシング (Load Balancing) 負荷分散 複数のサーバーに均等にリクエストを振り分け、特定のサーバーに負荷が集中するのを防ぐ仕組み。
アベイラビリティ (Availability) 可用性 システムが継続して稼働できる能力、または稼働している時間の割合。
フェイルオーバー (Failover) 障害時切替 / 待機系への自動切替 稼働中のシステムに障害が発生した際、自動的に待機系のシステムに処理を切り替えること。
リージョン (Region) 地域 東京、大阪、ロンドンなど、複数のゾーンから構成される地理的な拠点。
ゾーン (Zone) データセンター リージョン内に存在する独立した物理的なデータセンター。ゾーン障害に備えて複数のゾーンに分散配置することが推奨される。
スナップショット (Snapshot) 瞬間的な複製 / ある時点の状態 ディスクやデータの、ある時点の完全な状態を保存したもの。バックアップや複製に利用。
イミュータブル (Immutable) 不変 / 変更不可能 一度作成されたら内容が変更されない性質。特にインフラ構築で利用される考え方。
オブザーバビリティ (Observability) 可観測性 システムの内部状態を、外部から出力されるデータ(ログ、メトリクス、トレースなど)から推測・理解できる度合い。

例えばのまとめ方

勉強している中で、どういった形でサービスについてまとめているかの一例をお伝えします。
下記は、Cloud Storageについてまとめた資料です。観点等掴んでいただけると幸いです。

Cloud Storageの概要

非構造化データを保存できるサービス。オプションによりストレージクラスを選択できる。

ストレージクラス

ストレージ クラス API と CLI の名前 最小保存期間 検索料金 一般的な月間可用性
Standard ストレージ STANDARD なし なし マルチリージョンとデュアルリージョンでは 99.99% を超える
リージョンでは 99.99%
Nearline ストレージ NEARLINE 30 日 あり マルチリージョンとデュアルリージョンでは 99.95%
リージョンでは 99.9%
Coldline ストレージ COLDLINE 90 日 あり マルチリージョンとデュアルリージョンでは 99.95%
リージョンでは 99.9%
Archive ストレージ ARCHIVE 365 日 あり マルチリージョンとデュアルリージョンでは 99.95%
リージョンでは 99.9%

価格は、Archive<Coldline<Nearline<Standardであるが、
最小保存期間内でデータを削除、置換、移動すると、早期削除料金がかかる。
そのため、全て一番安いArchiveにしておいて、というのはNG、最適なものを選択する。

まだわからないよという時は「ライフサイクル管理」というものを用いる。
Cloud Storageにおけるライフサイクル管理とは、データのアクセス頻度に応じて自動的にストレージクラスを移動したり、削除したりすることができるルールのこと。
ライフサイクル管理を設定することで、料金を抑えることができる。

データ格納場所

下記3種類から選択可能

  • リージョン
  • デュアルリージョン
  • マルチリージョン

デュアルリージョン

2つのリージョンに跨っているもの
メリット

  • 地域を詳細に選ぶことができる
  • 帯域幅が広い
  • 同じリージョン内なら、データ取り出し等に料金がかからない

マルチリージョン

複数のリージョンに跨っているもの。
メリット

  • リージョン単位の障害に対応可能
  • エンドユーザーごとで分けることで、データの提供を高速化可能

補足として、データアクセスの際、同一地域からのアクセスだと速いという特性があるため、このようなメリットが出てくる。基本の価格としては、リージョン<マルチリージョン<デュアルリージョンである。

最後に

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。
カタカナばかりで心が折れそうな同志の支えになればと思います。

技術系の資格勉強をしたことがなかった私にとって、この記事を書くにあたり、自分の勉強法の見直し等に繋げられました。
新しい技術を追える技術者を目指して、精進していきたいと思います。

NTTテクノクロス Advent Calendar 2025 の記事は、まだまだ続きます。
次回の更新もお楽しみに!!

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