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[光-Hikari-のPython]08章-02 モジュール(パッケージのインポート)

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[Python]08章-02 パッケージのインポート

前節では、モジュールというファイルをインポートして関数を呼び出していました。そこでは、単体のモジュールをインポートしていましたが、今後いろいろなプログラムを作成していくと、モジュールが増えていき、最終的には管理が煩雑となってしまいます。

この節では、モジュールの管理が煩雑にならないように、パッケージ(package:小包)という単位にまとめることで、管理を容易にすることができます。これによりモジュールをまとめることもできますが、パッケージ内にモジュールを階層化して管理をすることもできます。この節では、そのようなパッケージの扱いについて触れていきます。

イメージとしては、モジュールがファイル、それを管理するフォルダがパッケージです。
image.png

パッケージの作成

パッケージを作成してみます。まず、以下の手順で空のパッケージを作成してください。
([pythonフォルダを右クリック]→[New]→[Python Package]の順で選択)
image.png

パッケージ名をpkgとします。
image.png

すると、以下のようにパッケージができます。空のpkgというパッケージを作成したはずなのに、__init__.pyという中身が空のファイルが入っています。これがあると、pkgがパッケージであることを示します。
image.png

では、作成したpkg内に、モジュールを作成していきましょう。今回は2つ作成していきます。
pkgフォルダを右クリックし、sampmodAsampmodBというモジュールファイルを作成してください。
image.png
image.png

それぞれのモジュールに以下のコードを記載してください。

sampmodA.py
def calc_plus(x, y):
    print('sampmodAモジュール内のcalc_plus関数が呼び出されました。')
    return x + y
sampmodB.py
def calc_mult(x, y):
    print('sampmodBモジュール内のcalc_mult関数が呼び出されました。')
    return x * y

パッケージ内にあるモジュールのインポート

次にパッケージ内にあるモジュールをインポートすることを考えます。一般的には以下のように指定します。(いくつか方法があります)
【方法1】

import パッケージ名.モジュール名

この方法だと、関数を呼び出す際に、「パッケージ名.モジュール名.関数名」という指定となり、毎回、パッケージ名とモジュール名を記載するため、コードが煩雑になります。

【方法2】

from パッケージ名.モジュール名 import 関数名または変数名

この方法は、パッケージ内のモジュールから、ある関数だけ(変数だけ)を読み込むことができます。これにより、別ファイルから実行する際にも、関数名を指定するだけでパッケージ内のモジュールにある関数を呼び出せます。

次にパッケージにある上記2つのモジュールを実際にインポートします。今回は【方法2】のやり方でインポートをします。

Python Consoleから以下のコードを入力してください。

>>> from pkg.sampmodA import calc_plus
>>> from pkg.sampmodB import calc_mult
>>> calc_plus(10, 20)
sampmodAモジュール内のcalc_plus関数が呼び出されました
30
>>> calc_mult(10, 20)
sampmodBモジュール内のcalc_mult関数が呼び出されました
200

これにより、パッケージ内のモジュールのインポートができたことを確認できたかと思います。

最後に

パッケージのインポートについて触れましたが、これについても今後外部モジュール(ライブラリ)をパッケージから読み込む際に必ず必要なものとなります。
今回は自分でパッケージを作成し、さらにモジュールを自分で作成してそれをインポートについてして実行させましたが、自作するということはほとんどありません。今後は外部にあるパッケージ内のモジュールをインポートすることがほとんどだと思います。
この節で、パッケージ内のモジュールのインポートの仕方についてはしっかり身に着けてください。

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