#[Python]04章-03 多次元リスト
前回まではリストを作成して、そこから操作する方法を学びました。
今まで作成したリストは、1次元のリストでした。今回は2次元以上のリストの作成についてみていきます。
##多次元リストの作成
今まで学んだリストは1次元のリストでした。このリスト内には、文字列や数値を入れられ、任意のデータ型を入れることができました。
実は、リスト内にはさらにリストも入れることができます。これを多次元リストと言います。
具体的に見ていきましょう。
Python Consoleに以下のコードを入力してください。
>>>lsls = [[23, 24], [37, 38], [41, 42]]
>>>lsls
[[23, 24], [37, 38], [41, 42]]
リストの各要素がリストとなっている形です。これを表で表すと以下のようになります。
番号 | 0 | 1 | 2 |
---|---|---|---|
要素 | [23, 24] | [37, 38] | [41, 42] |
上の表を参考にしながら、lslsに要素番号を指定すると各要素を確認できます。
>>>lsls[2]
[41, 42]
では、[41, 42]の42を取り出すにはどうしたらよいでしょうか?
[41, 42]の42は、2番目の要素の中の1番目の要素となりますので、以下のように指定します。
>>>lsls
[[23, 24], [37, 38], [41, 42]]
>>>lsls[2][1]
42
なお、紹介程度としてとらえてほしいのですが、以下のように3次元リストも作成が可能です。
>>>lslsls = [[[1, 2],[5, 6]], [[10, 11],[15, 16]], [[26, 27],[28, 29]]]
>>>lslsls
[[[1, 2], [5, 6]], [[10, 11], [15, 16]], [[26, 27], [28, 29]]]
>>>lslsls[2]
[[26, 27], [28, 29]]
>>>lslsls[2][0]
[26, 27]
>>>lslsls[2][0][1]
27
表で表記すると以下のようになります。リストの要素の中に、2次元リストが格納されている様子がわかります。
番号 | 0 | 1 | 2 |
---|---|---|---|
要素 | [[1, 2],[5, 6]] | [[10, 11],[15, 16]] | [[26, 27],[28, 29]] |
##最後に
最後の3次元のリストは複雑なので、2次元リストまでで問題ありません。
実際のデータを表形式で表すことはよくあります。そういったデータを2次元リストに保管して処理することも可能なので、こういうこともできるということを知っておいてください。
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