フロントとサーバー、どちらで制御すべき?
Webアプリ開発をしていると、必ず出てくるこの質問。
「バリデーションって、フロントでやる? それともサーバーでやる?」
実際のところ、どちらも必要です。
ただし、目的が違います。
目次
フロントでやる理由(=ユーザー体験)
- 入力ミスを即座に知らせたい
- 無駄な通信を減らしたい
- 「動いてる感」を出して使いやすくしたい
つまり、フロント側のチェックはUX(使いやすさ)のためです。
これは“親切設計”の範囲です。
サーバーでやる理由(=信頼性・安全性)
- API直叩きなど、フロントを経由しない操作を防ぐ
- 複数ウィンドウ/同時送信などでの破綻を防ぐ
- DBの整合性を守る(業務ルール・上限チェックなど)
つまり、サーバー側のチェックは正しさを保証するためです。
こちらが“本番チェック”です。
まとめると
| 目的 | どちらでやる? | 意味合い |
|---|---|---|
| 入力補助・操作感 | フロント | ユーザー体験を良くする |
| データ整合性・安全性 | サーバー | ルールを最終的に保証する |
結論
フロントは補助、サーバーが本線。
バリデーションは「どちらか一方でやる」ものではなく、
“責任の重さ”が違うだけです。