はじめに
汎用的なアプリが完成した時って、日本に限らず世界にリリースしたい!!
と思うのは常ですが、表示文字列を1つ1つ翻訳サイトで翻訳して、
延々と延々とコピペコピペコピペ・・・
これは、本〜当にうんざりします。
そんな時、矩形選択を用いることで大幅に面倒を解消できたので、その方法を紹介します。
まず矩形選択とは
選択範囲を長方形にできる機能です。
XCodeの場合、optionキー + ドラッグで行います。
ドラッグを開始した時点が選択範囲の始点になります。
Localizable.stringsを編集していく
実際の編集手順です。
例として、次のLocalizable.strings(日本語)を英語に変換していきます。
"text1" = "指定なし";
"text2" = "削除を実行しますか?";
"text3" = "現在のデータを上書きします";
"text4" = "保存データをクリアしますか?";
"text5" = "データなし";
"text6" = "編集を再開";
"text7" = "最初から";
Localizable.strings(英語)は↓のようにしておきます。
"text1" = "";
"text2" = "";
"text3" = "";
"text4" = "";
"text5" = "";
"text6" = "";
"text7" = "";
で、翻訳する文字列はメモ帳などに控えておいて
指定なし
削除を実行しますか?
現在のデータを上書きします
保存データをクリアしますか?
データなし
編集を再開
最初から
これを翻訳サイトで一気に翻訳!!!
翻訳結果をコピーして、Localizable.stringsに
「貼り付ける場所を矩形選択してから」ペーストします。
あとは
・翻訳サイトの英語→別の言語に切り替えてコピー
・Localizable.stringsを別の言語に切り替えて、同様に矩形選択してから貼り付け
を繰り返します。
この手順で例えば
15言語 ✖️ 20行
くらいで5分〜10分程度で終わると思います。
おわりに
Google翻訳の場合、一度に翻訳できる文字数の制限があり、何百行とかを一気にやることはできないので、その場合は小分けにしてやる必要があります。
他の翻訳サイトでも、翻訳前と翻訳後の改行の数が同じであれば、同様にスムーズに多言語化できると思います。
矩形選択、使い方に工夫を要することが多いので使っていて楽しいです。
ぜひお役立てください。