MicrosoftPowerAutomateから届いた、トリガーURL変更に関する通知メールについて解説します。PowerAutomateでHTTP triggersかTeams Webhook triggersを使用している場合に対象の可能性があり、対応が必要になります。
PowerAutomate使ってたら「Your flow '******' has a new URL」ってメールが来た
Microsoft Power Automate から以下のようなメールが来ました。
PowerAutomateをWebhook経由で起動するときに使用するトリガーのURLが変更され、古いURLは2025年11月30日に使用できなくなるという内容でした。
もう少し詳しく
メールのLearn moreからドキュメントを見ると
Starting in August 2025, Power Automate flows with HTTP triggers or Teams Webhook triggers that have logic.azure.com in the URL will move to a new URL. You'll see the new URL in the HTTP URL field of the flow's trigger when you open the flow in the designer. To ensure that existing flows using these triggers continue to work, complete the following actions by November 30, 2025. After this date, the old URLs will no longer work and flows will fail to trigger.
となり
- HTTP triggersかTeams Webhook triggersを使用している場合が対象
- 対象は古いURLに
logic.azure.comが含まれているもの - 2025年8月から新しいURLが使用可能
- 新しいURLはトリガーのHTTP URLフィールドに表示されている
- 2025年11月30日までに対応が必要で期限をスキルと古いURLは使用不可能になる
ということのようです。
主な変更点
主な変更点は以下のようです。
- トリガーURLが更新される
- 新しいURLの長さは255文字を超えることがあり、Shared Access Signature認証を設定している場合に長くなる可能性がある
- フローの編集ページ等にURL更新に関する警告バナーが表示される
必要な対応
今回の変更で必要な対応は以下になります。
- URL参照の更新
- 古いトリガーURLを使っているすべてのアプリケーションやシステムを特定し、新しいURLに書き換える
- 新しいURLの検証
- URLを更新した後、実際にフローを起動させて、期待通りに動作するかを確認
- SAS認証を使用している場合は、URLを貼り付ける先のシステムが255文字以上の長いURLに対応しているかを確認
- 相対パスパラメーターの確認
- HTTP トリガーのオプションで「Relative Path」を使っている場合先頭にスラッシュ / を入れないようにする
- Power Automate Premiumの場合にある設定項目?（私の環境にはなかった）
まとめ
PowerAutomateで外部からWebHookを叩くときのトリガーに設定されるURLが変更になったというメールが来たので詳細を確認してみました。私の環境もlogic.azure.comを含むURLが使われていたので対象でした。運用等の重要なシステムで使用している場合には対応しないと致命的な問題に発展する可能性があります。まずは、自分の環境のWebhook URLがlogic.azure.comを含むか確認してみましょう。