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【1時間で実装】 Amazon SageMaker Studio の PySpark 実行環境

Last updated at Posted at 2021-05-06

はじめに

Sagemaker studio でとりあえず Pyspark 試したい。。
でも実装するには IAM とか VPC とか細かく設定しなきゃいけないっぽい。。しかも後ろで EMR が動いてるとかもう無理。。

そう思って断念しかけたのですが、とても便利なテンプレートがありました!!!

こちらの記事で紹介されている CloudFormation スタックのテンプレートです。

以下のリンクからスタックの作成画面に飛びます。
https://console.aws.amazon.com/cloudformation/home?region=us-east-1#/stacks/new?stackName=blog&templateURL=https://aws-ml-blog.s3.amazonaws.com/artifacts/ml-1954/template.yaml

実装手順

今回はとにかく最小限の労力で SageMaker Studio で PySpark が使える環境を作ることを目的としています。(なので、権限設定やネットワークについてはデフォルトの設定で行います)

スタックの作成

以下のテンプレートリンクをクリックして AWS のコンソールにサインインし、スタックの作成画面を開く(サインインしたら自動で遷移します)。「次へ」をクリック。
https://console.aws.amazon.com/cloudformation/home?region=us-east-1#/stacks/new?stackName=blog&templateURL=https://aws-ml-blog.s3.amazonaws.com/artifacts/ml-1954/template.yaml

図1.png

スタックの詳細を指定の画面。「次へ」をクリック。

図2.png

スタックオプションの設定の画面。「次へ」をクリック。

図3.png

レビューの画面まで来たら一番下までスクロール。

図4.png

「AWS CloudFormation によって IAM リソースがカスタム名で作成される場合があることを承認します。」にチェックを入れ、「スタックの作成」をクリック。

図5.png

スタックの作成の進捗画面です。スタック名の下の「CREATE_IN_PROGRESS」が「CREATE_COMPLETE」になるまで待ちます。大体15分くらいかかります。

図6.png

「CREATE_COMPLETE」になりました。

図7.png

SageMaker Studio の起動

次に SageMaker を開きます。コンソールの検索窓に「sagemaker」と入力し、「Amazon SageMaker」をクリック。

図8.png

「Open SageMaker Studio」をクリック。

図9.png

「defaultuser」というユーザーが作成されています。このユーザーの「Studioを開く」をクリック。

図10.png

ブラウザの別タブで Amazon SageMaker Studio が開いたら「File」→「New」→「Terminal」をクリック。

図11.png

ターミナル画面が開きます。

図12.png

ここに以下のコマンドを打ち込みます。(最後の"."忘れに注意)

aws s3 cp s3://aws-ml-blog/artifacts/ml-1954/smstudio-pyspark-hive-sentiment-analysis.ipynb .

左のウインドウにノーブックファイルがコピーされていることが確認できます。これを開きます。

図13.png

ノートブックを開くにはカーネルを選択する必要があります。「PySpark(SparkMagic)」を選択し、「Select」をクリック。

図14.png

マネジメントコンソール画面に戻ってEMRの画面を開きます。検索窓に「emr」と入力し「EMR」をクリック。

図15.png

クラスターが作成されています。クラスターの「ID」をコピーします。

図16.png

次に SageMaker Studio の画面に戻り、以下のように記載されているセルの"x-XXXXXXXXXXXX"の部分を先ほどのクラスターの「ID」に書き換えて実行します。

%%local
emr_cluster_id="x-XXXXXXXXXXXX"

その次に以下のコマンドが書いてあるセルを実行します。

%%local
!sm-sparkmagic connect --cluster-id {emr_cluster_id} --user-name "user1"

ここまでできたら「Launch terminal icon」をクリック。

図17.png

ターミナル画面が開くので"kinit user1"と打ち込んで実行。初期パスワードは"pwd1"に設定されています。

任意の新しいパスワードを入力し、そのパスワードを再度入力します。

図18.png

ノートブックのタブに戻り、「Restart kernel icon」をクリック。

図19.png

カーネルが再起動したら、

%%info

を実行します。以下のような出力がでていればokです。

Current session configs:{'driverMemory': '1000M', 'executorCores': 2, 'kind': 'pyspark'}
No active sessions.

PySpark の実行

SparkSessionを生成します。

from pyspark.sql import SparkSession

spark = SparkSession.builder.getOrCreate()

"SparkSession available as 'spark'"と表示されればokです。

サンプルノートの後続のコードを PySpark でやってみます。

dbs = spark.sql("show databases")
dbs.show()

tables = spark.sql("show tables")
tables.show()

実行可能であることが確認できます。

図20.png

おわりに

Amazon SageMaker Studio で PySpark を実行できる環境を作成しました。
テンプレート、ほんとに便利です。。

参考

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