LoginSignup
7
5

More than 3 years have passed since last update.

Amazon SageMaker Pipelines を実際に使ってみた【後編】[re:Invent 2020]

Posted at

はじめに

この記事は株式会社ナレッジコミュニケーションが運営する Amazon AI by ナレコム Advent Calendar 2020 の 25日目にあたる記事になります。

AWS が開催する re:Invent 2020 で発表された Amazon SageMaker の新機能である Amazon SageMaker Pipelines についての記事です。こちらの記事の続編となります。

定義したパイプラインの送信

前回の記事の要領で定義したパイプラインを SageMaker Studio に表示したいと思います。前回記事のコードに続いて次のコードを実行します。

pipeline.upsert(role_arn=role)

SageMaker Studio でパイプラインを監視する

まずは定義したパイプラインが Studio と連携できたか確認します。サイドバーの「Components and registries」から、プルダウンで「Pipeline」を選択すると、、

図1.png

定義した「AbalonePipeline」が表示されてます。こちらをクリックするとこのパイプラインが開きます。

図2.png

こちらの「Executions」タブではパイプラインの実行履歴が表示されます。現時点ではまだ未実行のため何もない状態となっています。画面上の「Start an execution」をクリックすることでパイプラインの実行が開始されます。

隣の「Graph」タブでは定義したパイプラインがグラフィカルに表示されます。

図3.png

「Parameters」タブではパイプラインパラメータとして定義した値がそれぞれ表示されます。

図4.png

「Settings」タブでは Pipeline Arn や Role Arn の情報が記載されています。「Download pipeline definition file」でパイプライン定義を JSON 形式でダウンロードできます。

図5.png

パイプラインの実行

「Executions」か「Graph」タブから「Start an execution」をクリックします。実行名などを記載して「Start」をクリックします。

図6.png

「Executions」タブに遷移して実行成功のメッセージが表示されます。「View details」で実行内容の詳細が確認できます。

図7.png

実行タブが開いて、現在実行中のプロセスが視覚的にわかるようになっています。「Parameters」「Settings」タブはパイプライン画面のタブと同じ内容となっています。

図8.png

パイプライン画面で実行経過が記録されます。複数実行時には他のパイプライン実行中の内容も表示されます。

図9.png

全てのステップの実行が完了しました!

図10.png

パイプライン画面でもステータスが更新されています。

図11.png

パイプラインの削除

パイプラインの削除は SageMaker Studio の GUI 上ではなく生成した際にしたノートブックなどで実施します。次の1行で削除が完了します。(※前回の記事のノートブックの続きとして書いています。)

pipeline.delete()

おわりに

繰り返し利用する機械学習パイプラインを GUI で管理できるようになり、 SageMaker Studio が一段と便利になったように感じます。 re:Invent 2020 では他にもたくさんのアップデートがあったのでキャッチアップしていきたいと思います!

7
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
5