0
0

More than 3 years have passed since last update.

NXP SE050検証(概要編)(Overview of Testing NXP SE050)

Last updated at Posted at 2020-02-10

はじめに

2019/12/14に開かれた IoTSecJPにてお時間をいただき
セキュアエレメントとIoTデバイスセキュリティ
と題してお話させていただきました。
その内容をベースにまとめていきたいと思います。

セキュアエレメント比較

前回迄検証していたATECC608Aと比較してみる。
image.png

NXP SE050は幅広い楕円暗号とRSA暗号にも対応できる。
SHAも512まで対応可能。
記憶領域が1.1KB→50KBと大きい容量を扱える。
価格はおよそ5倍(1個単価)
コモンクライテリアEAL6+他の認証を取得しているところが大きい。

パッケージの比較。
ATECC608A
8-pad UDFN, 8-lead SOIC, and 3-lead CONTACT packages
とあるが、実際は、8-pad UDFN, 8-lead SOICのみが販売されているようだ。扱いやすいのは8-lead SOIC、高密度に実装したい場合UDFNと選択できる。
写真はSOICをDIP変換に乗せたところ。はんだ付けの難易度はそこそこ。
image.png

SE050
Small footprint HX2QFN20 package (3x3 mm)の1パッケージのみ。
aitendoのQFN20pin変換基盤へ実装するが、手はんだは相当の難易度。
フラックスとはんだペーストを駆使して何とかはんだ付け。

image.png

SE050のバリエーション

NXP社のcomparison Tableから、6つラインアップがあり、ざっと

SE050A 楕円暗号対応
SE050B RSA暗号対応
SE050C 楕円、RSA両方対応し、NFCカード対応、I2Cマスター機能を持つ 

3つそれぞれ通常版と環境対応版(動作温度範囲拡大)がある。

今回全部入りのSE050Cを選択し検証していく。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0