5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AIを使って実感した「質問力」の大切さ

Posted at

AIを使って実感した「質問力」の大切さ【新人エンジニアの気づき】

AIを“相棒”のように使い続ける中で気づいたこと。
それは、「AIを使いこなす」よりも「どう質問するか」が大切だということでした。
今回は、AIとの対話を通して感じた“質問力”の面白さと難しさについて書きます。


はじめに

以前の記事で、AIを**“相棒”のように感じるようになった**と書きました。
AIは答えをくれる存在ではなく、一緒に考えてくれる存在

そんな相棒とやり取りを重ねるうちに、もうひとつ気づいたことがあります。
それは、「AIを使う上で一番大切なのは質問力だ」ということです。

どんなに優秀なAIでも、質問の仕方が曖昧だと、答えも曖昧になります。
でも、質問を少し工夫するだけで、まるで別人のように的確な答えをくれる。

今回は、AIと向き合う中で感じた「質問力の重要性」について、
新人エンジニアの視点でまとめてみます。


AIを使い始めたころの自分

最初にAIを使い始めたとき、
正直「とりあえず聞けば答えてくれる」と思っていました。

わからないことを投げてみると、AIは丁寧に説明してくれる。
でも、いざ読んでみると「なんか違う」「求めていたのはこれじゃない」と感じることが多かったです。

そのときの自分は、“何を知りたいのか”をはっきり伝えられていなかったのだと思います。

たとえば、「文面を直してください」とだけ聞くと、
全体が丁寧すぎたり、少し堅苦しい文章に変わってしまうことがあります。
でも、「上司に送るメールで、やわらかく丁寧な印象にしたい」と伝えると、
トーンや言い回しまで含めて、すごく自然な文面を提案してくれます。

その瞬間、**「質問の精度が答えの質を決める」**という当たり前のことに気づきました。


「うまく答えてもらえない」のはAIのせいじゃなかった

AIを使いながらよくあるのが、
「思っていた答えが返ってこない」という場面です。

以前の自分は、「AIがわかってくれない」と思っていました。
でも実際は、AIに伝える言葉が足りていなかったんです。

たとえば、

「メールを確認してください。」

とだけ書くと、形式的な修正案が返ってきます。

でも、

「先輩に送る報告メールで、伝わりやすく簡潔にまとめたい。文の流れを自然に整えてください。」

と聞くと、文の順序や言葉の選び方まで考えてくれる。

この体験を繰り返すうちに、
AIを使うときは**“どんな情報を渡すか”がすべて**だと実感しました。
AIは魔法のツールではなく、こちらの意図を映し出す鏡なんだと思います。


質問力を意識しはじめてからの変化

AIを相棒のように使いながら、少しずつ気づいたことがあります。
それは、質問を考えること自体が、自分の考えを整理する練習になるということです。

たとえば最近では、
他のAIに投げるための質問内容を、AIに一緒に考えてもらうことが増えました。
「どんな聞き方なら正確に伝わるか」「どういう順番で情報を伝えたらいいか」などを相談すると、
思ってもみなかった角度から提案してくれることもあります。

そのやり取りの中で、
質問文の構成や言葉の違いで、AIの反応が変わるのを実感しました。
これが、まさに“質問力”の面白さだと思います。


質問力を磨くために意識していること

AIと向き合う中で、意識しているポイントを3つ挙げます。

  1. 目的を明確にする
     →「最終的に何が知りたいのか」を一文で言えるようにする。

  2. 前提を伝える
     →「今こういう状況で」「ここまでは自分で試した」と書くと、回答の精度が上がる。

  3. 出力の形を指定する
     →「箇条書きで」「ビジネス文として」「柔らかいトーンで」など、形式を指定するだけで結果が全然違う。

この3つを意識するようになってから、
AIとのやり取りが格段にスムーズになりました。

まだ上手くできないことも多いですが、
「どうすれば伝わるか」を考えること自体が、自分の成長につながっている気がします。


おわりに

AIを通して感じたのは、
「AIをうまく使う=質問力を磨くこと」 だということです。

AIは、こちらの意図を正確に受け取るほど、力を発揮してくれます。
だからこそ、「どう聞くか」を工夫することが一番のスキルだと思います。

前回の記事では、AIを“相棒”としてどう向き合うかを書きました。
今回は、その相棒との対話を通して見えてきた**“質問力の奥深さ”**について触れました。

まだ質問するのは得意ではありませんが、
AIと一緒に考える時間の中で、少しずつ成長できている気がします。

これからもAIとの会話を通して、
「自分の考えをどう伝えるか」を学び続けていきたいです。

読んでいただきありがとうございました!

5
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?