はじめに
AIを使うようになってから、自分一人では難しかったこともできるようになりました。
分からないことを聞けば説明してくれるし、文章を考えてもらうこともできます。
コードを書いたり、エラーの原因を探したりすることもできます。
以前より、できることは確実に増えています。
仕事でも勉強でも、分からないことがあればすぐAIに聞けるので、以前より先に進みやすくなりました。
ただ最近、
「AIを使ってできたこと」と「自分自身ができるようになったこと」は、同じではない
と感じるようになりました。
「できた」と「できる」は少し違う
例えば、分からない問題をAIに聞いて答えを出せたとしても、次に同じような問題が出たとき、自分一人で解けなければ、本当に理解できたとは言いづらいと思います。
コードについても同じです。
AIにコードを書いてもらえば、動くものを作ることはできます。
しかし、
- なぜこの書き方なのか
- 他の方法ではダメなのか
- エラーが出たときにどこを見るのか
と聞かれたときに説明できなければ、まだ自分の力になっていない部分もあります。
自分もAIにコードについて質問して、その場では「なるほど」と理解したつもりになっても、少し時間が経ってから同じ内容を聞かれると説明できないことがあります。
そのときに、
「これは理解したのではなく、AIの回答を読んで納得しただけだったのかもしれない」
と感じました。
AIによって成果を出せることと、自分自身の知識やスキルが身につくことは、分けて考える必要があると思っています。
AIを「答えをもらうため」だけに使わない
そこで最近は、AIから答えをもらうだけではなく、自分が考えるための相手として使うことも意識しています。
例えば、Javaの勉強ではAIに問題を作ってもらっています。
Javaの文法やコードに関する問題を出してもらい、まずは自分で考えて回答します。
そのあとAIに答え合わせや解説をしてもらう形です。
ただ解説を読むだけではなく、間違えた問題については、
なぜ自分の回答ではダメなのか
まで聞くようにしています。
最初から答えを聞いてしまえば数分で終わることでも、一度自分で考えてから確認すると、自分がどこを理解できていなかったのかが分かりやすくなります。
英語の勉強でも同じようにAIを使っています。
例えば、英語で自己紹介をしたり、日常会話の質問を出してもらったりして、自分で英文を考えて回答します。
そのあと、
- 文法として間違っている部分
- より自然な言い方
- なぜその表現になるのか
をAIに教えてもらいます。
英語もAIに文章を作ってもらえばすぐに正しい文章は出てきます。
ただ、それをそのまま使うだけでは、自分で話せるようにはなりません。
だから、
「自分で答える → AIに直してもらう → もう一度自分で言ってみる」
という流れで使うようにしています。
要点を掴む練習にも使う
もう一つ使っているのが、文章の要点を掴む練習です。
仕事や勉強で記事や文章を読んだとき、内容を読んだだけで終わってしまうと、
「結局、この文章で一番伝えたかったことは何だったんだろう」
となることがあります。
そこで、まず自分で文章を読んで、
この文章の要点は何だろう
と考えます。
そのあと同じ文章をAIにも読み取ってもらい、AIが考えた要点と自分が考えた要点を比較します。
自分では重要だと思っていなかった部分をAIが拾っていたり、逆に自分は具体例を要点だと思っていたけれど、AIはその背景にある主張を要点として挙げていたりすることがあります。
その違いを見ながら、
「なぜ自分はここを要点だと思ったのか」
「なぜAIは別の部分を要点として捉えたのか」
を考えるようにしています。
AIに要点を教えてもらうというより、自分の考えとAIの考えをすり合わせるために使うイメージです。
AIを使わないことが正解ではない
だからといって、AIを使わずに全部自分でやった方がいいとは思いません。
AIを使えば、これまで時間がかかっていたことを短時間で進められます。
分からない部分を何度聞いても答えてくれますし、自分のレベルに合わせて問題を作ってもらうこともできます。
人に聞くほどではない小さな疑問も、その場ですぐ確認できます。
これは学習するうえでかなり便利だと感じています。
一方で、便利だからこそ、すぐ答えを聞いてしまうこともできます。
大切なのは、
「AIを使ったからできた」のか、「AIを使ったことで自分もできるようになった」のか
を、ときどき振り返ることだと思います。
おわりに
AIのおかげで、できることはかなり増えました。
でも、そのすべてがそのまま自分の力になっているとは限りません。
だから最近は、
- Javaの問題をAIに出してもらい、自分で解いてから確認する
- 英語の問題を出してもらい、自分で答えてから添削してもらう
- 記事や文章の要点をまず自分で考えて、AIの考えと比較する
といった使い方もしています。
AIに答えを出してもらえば、その場の問題はすぐに解決できます。
でも、自分で一度考えてからAIを使えば、問題を解決するだけではなく、自分の理解を深めるためにも使えると思います。
AIに任せることで、できることを増やす。
そして、AIを使うことで、自分自身もできるようになる。
その両方を意識しながら、これからもAIを使っていきたいです。
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