■Cookie計測って何をしているの?(タグ計測編)
はじめに
Web広告の計測に多少足を突っ込んでいる者です。
前回の記事では、
・Cookieって何?
・セッションって何?
という、Web計測を理解するための前提知識について解説しました。
今回はそこから一歩進んで、
「じゃあ、そのCookieを使って何を“計測”しているの?」
という話をしていきます。
今回は、アフィリエイトやWeb広告でよく使われている、
いわゆる 「タグ計測」 の話です。
■そもそも「計測」って何をしているの?
まず大前提の話から。
Web広告やアフィリエイトにおける「計測」とは、
「この成果は、どの広告が連れてきたのか?」を判断すること
です。
※成果 = 購入、予約、申し込みなどのこと
(広告業界ではこの成果のことを「CV(Conversion)」と言います)
- 何件売れたか
- 何件申し込みがあったか
だけなら、ショッピングカートなど管理画面から購入履歴を見れば分かります。
でも広告運用の世界では、
「その成果、誰の広告から上がった成果?」
が重要になります。
そこで登場するのが、Cookieを使ったタグ計測です。
その前にまず「広告」というものについて認識を合わせておきましょう。
■ここでいう「広告」とは?
これは言うまでもないですが、皆さんもSNSでインスタやYoutubeなど見てると広告出てきますよね?
またはWebサイトなど開いた際、そのサイト上に広告が貼られたりしてますよね?
Web広告にも色んな種類があります。
今回はあまり広告の種類について深く紹介しないですが、例えばこんな感じ。
- SNS見てると挟まってくる広告
- インフルエンサー自身がインスタでストーリー投稿している広告
- Google検索した際、検索の最初に出てくる「スポンサー広告」
今の時代、Web広告に触れず生きてきた人はいないはずです。
広告のURLを踏むと、必ずその先には商品ページがあります。
次ステップでは、広告URLを踏んだあとにどのように計測していくかを説明します。
ここで登場するのが タグ計測 です。
■タグ計測とは?(ざっくり)
タグ計測とは、
- 広告をクリックしたとき
- 成果が発生したとき
それぞれのタイミングで、
Webページに埋め込んだ 計測用のタグ(JavaScript) を実行し、計測サーバーと通信する方式です。
言葉だけ見ると難しそうですが、やっていることは割とシンプル。
■広告をクリックした瞬間に起きていること
WEBページにはLPやサイトなど色んな種類がありますが、今回は一番わかりやすいLPで説明していきますね。
ユーザーが広告URLをクリックすると、
広告 → ランディングページ(LP)
という流れになります。
このLPには、 広告計測用のタグが仕込まれています。
このタグが動くと、裏側ではこんな処理が行われます。
- 広告IDなどのクリックした際の情報を取得
- 計測サーバーに送信
- 同時にCookieをユーザーブラウザに保存
つまりこの瞬間、
「この人は、この広告から来た」
という来訪情報が、
Cookieとしてブラウザに残ります。
ユーザーは特に何もしていません。
裏で勝手に保存されます。
■この時点では「成果」は関係ない
ここ、よく勘違いされがちですが、
広告をクリックした時点では、
- 購入したか
- 申し込んだか
は、まだ分かりません。
このタイミングでやっているのは、
「広告を踏んだ」という事実を覚えておくこと
だけです。
とりあえず、
「来たことだけ覚えておこう」
という段階ですね。
■成果が発生したとき(CVタグ)
その後、ユーザーがサイト内を回遊して、
- 商品を購入した
- 申し込みを完了した
など、成果条件を満たすと、
**サンクスページ(完了ページ)**に到達します。
このページにも、
**別の計測タグ(CVタグ)**が仕込まれています。
■CVタグは何をしているの?
CVタグが実行されると、次のような処理が行われます。
- ブラウザに保存されているCookieを確認
- 計測サーバーに問い合わせ
- 「このCookieは、どの広告の人か?」を照合
ここで、
- 広告クリック時に保存したCookieが見つかれば
→ 広告成果としてカウント - Cookieが無ければ
→ 成果は未計測
となります。
■タグ計測の正体
ここまでをまとめると、
タグ計測でやっていることはこの2つだけです。
- 広告クリック時
→ Cookieを保存 - 成果発生時
→ Cookieを確認
この2つを組み合わせて、
「誰の成果か」を判断しています。
■よくある勘違い:タグが成果を覚えている?
初心者がよく勘違いするポイントですが、
タグ自体が成果を覚えているわけではありません。
タグはあくまで、
- 情報を取得して
- 計測サーバーに送る
という役割です。
成果かどうかの判断は、
サーバー側で行われています。
タグは伝書鳩みたいなものですね。
■まとめ
coming soon!